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2017年03月14日21:52

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《アート》エイブルアートの3S

3月14日、表参道。
昨年11月、この地で暮らしていた我が人生の恩人が鬼籍に入り、この表参道にはすっかり足が遠くなっていた。
1年振りの『とんかつ・まい泉』で東京Xと黒豚に舌鼓を打ち、表参道ヒルズをぶらりと冷やかす。
いつもは女子ちゃんたちが集うチョコレート・ショップ『JEAN-PAUL HEVIN』には、たくさんのサラリーマンたちが行列をつくり、少し異様な光景だ。
隣の『MAX BRENNER CHOCOLATE BAR』では、相変わらずチョコレートフォンデュ目的の女子ちゃんたちが、 三寒四温の三、寒空の中、コートの襟を立てながら舗道に2ダースほどの列を作っていた。

チョコレートには目もくれず、目的地・表参道GYREへ向かう。
フォト
『アール・ブリュット? アウトサイダー・アート?それとも?-そこにある価値-』(EYE OF GYRE)
マイミクのご子息が作品展示しているというご招待状をいただき、MoMAデザインショップへのショッピングがてら鑑賞。
"アール・ブリュット”はフランス語でわからんちんだし、"アウトサイダーアート”なる表現も、少し壁を感じてしまう。従って、おいらは"エイブルアート”(可能性の芸術)という和製造語を選択したい。

25名の芸術家たちが象る作品は、彼らならではの独特な色彩感覚やデフォルメ。
心が清らかで、豊かであるからこそ描くことの出来る大胆な、或いは繊細な構図。
名も知らぬ作家であるのに、あえて作家と作品の名札を何度も確認している自分がいた。

例えば、これ。
フォト
プチプチが新聞紙の原紙のように左右のロールに巻かれている。
露出したプチプチにモザイクタイルのような彩りをつけて、点描画のようなデザインの完成。
露出されていない部分のウチプチまでしっかり色付けされている完璧さに加え、アイデアも素晴らしい。

圧巻の作品は展示室片隅に、しかしながら、いの一番で目に飛び込んできた目
フォト
『1980-2000』柴田龍平アート
写真では全く見えてこないが、カンバスには作者が電卓を使って適当にはじいた数値が日付と共に細かく整列されている。時には非整列の数字も浮かび、無作為に油彩が画面をぬぐっている。

自称・現代アート批評家、川崎オスカー氏がエイブルアートに対して提唱している3S。
「創造」「集中」「繊細」

この作品『1980-2000』は、この3Sを見事な表現で具現化した。
受付の方が教えてくれた。
ひよこ「この人は29歳。施設ではパン職人として暮らしています。絵画は気が向いたときに描くので、多くの作品はありませんが、これは海外でも評価を得た作品の大判。(展示即売で)買い手がついてくれたから、海外に流出しないので私たちもホッとしています」みたいな。
名作の雰囲気が、ここにあり。

さて、フライヤーのシンボルにもなっているマイミク・あさたろうさん+しいちゃんさんのご子息・タダシ画伯の作品。
フォト
いつみても安心感たっぷりの柔らかい作品だ。
mixiが切っ掛けとなって作品にめぐり逢い、エイブルアートの魅力を知った。
「ご両親と旅行に出掛けた街の風景や、大好きな映画をモチーフにした作品」(受付談)が、彼の筆から創造されている。
展示会は4月2日までで入場無料。
六本木に並んだ草間弥生も良いんだけど、ここに並んだ作品も掛け値なしに素晴らしい。

メール日本社会の「効率化」が結局、「人のがんばり」に落ち着く理由
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=4476382
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