2017年、激務(当社比)の日々が始まった。
まずは事務所に届いていた10日分の新聞や専門誌を斜め読み。
正月の新聞は広告ばかりが大量で、ほとんどの記事が薄っぺらい。
マイミクの象さんが詠んだ一句。
『一年の これが厚みか 元旦の、ずっしり重き 新聞を抱く』(一象)
なるほど
新聞、雑誌を読み終えると、次は年賀状に目を移す。
すでに数年前から“虚礼廃止”を一方的に宣言してはいるが、ビジネス上のお付き合いで印象の薄い年賀状が数十枚ほど束ねて届いている。
大企業の中には、どこへ出して、どこから届いたかをチェックする部署もあるほど、今やまったく意味のない文字通り虚礼の束。
その中で、光を放つ一遍の賀状に目が止まる。
可能であれば住所欄もお見せしたいが、個人情報につき断念。
すべてが達筆な自署。
目を凝らすと読めてくる賀状の文字は、
「明けましておめでとう御ざいます ことしもどうぞよろしくお願い申し上げます とりとし 元旦」と読める。
見事なものである。
2017年映画始めは1月5日から。

映画レヴュー。
001『初恋のきた道』★4.5
午前十時の映画祭、初登場。
中国映画の多くは印象に薄く、本作品も過去に観たことがあるかどうかを思い出せないでいた。
どうやら『山の郵便配達』と混在しているようだ。
本作が初見であることは、チャン・ツィイーの可憐さをあらためて気がつかされた瞬間から確信した。こんなに可愛い女優さんが出ていたら、記憶にないわけがない。
恥ずかしながら、後輩ちゃんによく似てる。
ストーリーはそれほど大したものでもない。
ただ、中国大陸の一隅、春夏秋冬の描写がまことに素晴らしいのだ。
002『14の夜』★4.
わずか24時間あまりに、激動に包まれた14歳、中学3年生の1日を描く。
とにかく、この時期の中学生というのは、おいらも含めておっぱい大好き星人だ。
レンタルビデオ1本借りるのに1,000円近くを払っていた時代だったし、暴走族のような怖い人たちとは関係のないカルチャーで過ごしてきたおいらにとって、なんとなく彼の一夜が理解できる。
あと1年経てば、尾崎豊のような15の夜を過ごせたかもしれないが、彼にとってはとてもやりきれない14の夜となってしまったなぁ。
003『ファブリックの女王』★4.5
Bunkamuraミュージアム『マリメッコ展』につられて、同じBunkamuraル・シネマに繰り出した。
しかも、20時開映のレイトショー。
ル。シネマでは、時折、オーチャードホールやコクーンシアターで公演中の舞台、そしてミュージアムで公開中の作家などに関連した映画を特別上映してくれることがある。
例えばオーチャードホールでマシュー・ボーンが『白鳥の湖』を踊りにきた時には『リトル・ダンサー』★5.が上映されていたように。
本作も『マリメッコ展』公開記念上映とあるように、展覧会で予習した後に鑑賞できることがミソである。
ストーリーはマリメッコを立ち上げた才女・アルミの半生を演じる舞台俳優から主観した劇中劇。
だから、一端の「マリメッコブランドができるまで」の伝記映画では決してない。
ファブリックを全面に捉えた映画を期待すると、あっという間においてけぼりにされ、評価はおそらく★1.5程度に沈んでしまう。
あくまでも、舞台俳優と舞台を作り上げる舞台監督との、丁々発止の心情が本作の妙。
ラストシーンのハッピーエンディングな希望は、その事実を知っているだけに悲壮感とともにエンドロール。よくできている。

年賀状の宛先が「御中様」!? 年初からデカデカと書かれたミスに「よく届いたなw」「珍名?」の声
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4372963
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