不幸な事故が起きてしまった「東京デザインウィーク」。
子供たちを楽しませて、さらに大人たちに魅せるためのアート作品をと、きっと多くの学生たちの手で作り上げたというのに。
おがくずに白熱球を当てれば引火するのは必定と、不幸な結果論で知った人たちの後悔はいかばかりか。
なによりも亡くなった無邪気な男の子と、彼を助けようと叫び続けていた父親の姿には、哀しすぎて言葉もない。合掌。
自由なアートに溢れつつある日本。
多くの地で開催される芸術祭でも、奇抜さだけを求めた危うい作品も多くある。
《女根/めこん》(大竹伸朗)
彼ぐらいのメジャーになれば、どのような作品であれ価値が膨らみ意味を持つ。
一体、なにを表そうとしたインスタレーションなのか。ここまで来ると、そんなことは全く意味はない。
エロティカルであるし、危険さえ感じる物体。
瀬戸芸の作品群は、強く訴えてくる力があるので頼もしい。
11月6日、瀬戸内国際芸術祭2016が終わった。
次回の開催は、どれだけ懇願しても3年間待たされるトリエンナーレ。
前回2013年の“パスポート”には、女木島、男木島への上陸スタンプが押されているが、フェリーを降りて滞在15分づつ程度の瞬間移動。従って、岸壁の作品さえ記憶に薄い。
今回は女木島滞在時間、たっぷりと3時間。
多くの作品と、観光地をゆっくりたっぷり鑑賞する。
こちらは、岸壁に立つモアイ像。
チリ地震によって倒壊した多くのモアイ像を、地震前の姿に戻そうと立ち上がったのが日本のクレーンメーカーTADANO社。
数十億円にも及ぶ費用拠出を表明するとともに、大型クレーンを船でチリ・イースター島に運び、足掛け3年で主要モアイ像15体をあるべき姿に再建した。
女木島に立ち誇るモアイ像1体は、チリで作成した本物と同じ体長、重量の模造品。
TADANO社は、このモアイを使用して、立ち上げの方法を練習したという。
《feel feel BONSAI》
《不在の存在》
和風住宅の屋根に一匹の猫。
偶然の産物だが、いいアクセントを刻んでくれた。
訪れた客の多くが、作品よりも猫へとカメラを向けていた
そして《女根/めこん》。
直島の銭湯《I

YOU》を彷彿とさせるネオン管。
女根の作品名は、当然ながら男根との対称系。
女木島では一番人気の作品である。
《女木島名画座》
これもまた、芸術作品のひとつ。本年初登場。
2階建て、本物の映画館。座席数、約30名。
客電が消え、上映開始のベルが鳴る。
スクリーンでは『Felix the Cat』が始まった。古臭いが、なかなか面白い。
香川県。
三豊市、粟島が浦島太郎伝説の本拠地であったように、女木島は別名・鬼ヶ島と呼ばれ、桃太郎が活躍する。
レンタルした電動自転車を駆って、かなりの勾配を必死に駆け上がり鬼ヶ島洞窟に到着。
秋風が汗でずぶ濡れとなったおいらの身体を突き抜けて吹いてくる。
だれか、おいらに吉備だんごをくれないか
わずか1泊2日の高松行も、これにておしまい。
トリエンナーレである瀬戸芸と、新潟妻有はこれからも毎回足を運ぶことになりそうだ。
それほど作品の印象が良く、感性もぴったりである。
「東京デザインウィーク」は、すでに30年余の歴史を刻む毎年開催のアートイベント。
今まで一度も訪ねたことがないが、これからも訪れることはない。
■神宮外苑火災「白熱電球使った」 LEDだけの予定変更
(朝日新聞デジタル - 11月07日 11:38)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4280068
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