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2016年11月04日07:43

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《2016香川3》瀬戸芸・粟島/涙の『漂流郵便局』

瀬戸内国際芸術祭2016《秋》もみじ
秋期間のみ開催される瀬戸内西部の島のひとつ、粟島。
訪れることのないはずだったこの地にたどり着いた事に感激もひとしお泣き顔

浦島太郎誕生の地とされる三豊市詫間町。
朝一番の高速船は、粟島へ行くアート好きの女性陣が列をなし、平日ながら臨時便増発という有り様。
15分ほど港に待機して第2便の船に乗り込んだ。
それにしても、乗客は8割、いや、9割方が女性でどちらかというと中高齢層。
美術専攻らしき女子大生やOLちゃん、台湾ー高松便空路新設の影響があるのか中国系の観光客もちらほらと。
デッキに立ち、塩味のする波しぶきに当たりながら15分の乗船時間。
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日本最古の海員養成学校が在ったとあり、この島のテーマは船船

日比野克彦なる現代芸術家が、この島の多くの作品に影響する。
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『瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト・一昨日丸』船
船に足を踏み入れると、海底から引き上げた様々なガラクタが展示されている。
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『日々の笑学校』
芸術祭ではお馴染みの「廃校利用」のインスタレーション。
教室1つを目いっぱい使った若手芸術家の作品群。
風に揺れる青いカーテンは、窓から見える瀬戸内を借景として、大海の波を表現しているらしい。
都会では絶対に実現できない、瀬戸内ならではの作品が素敵なのだ。

粟島に展示された瀬戸芸の作品は10にも満たない。
その中のひとつに、大きく感動し、心揺れる。
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『漂流郵便局』★100000000泣き顔
移設され使用されなくなった郵便局を、アーチスト・久保田沙耶女史が『漂流郵便局』として2013年の瀬戸芸に発表。
宛先不明の「いつか、どこかの、だれか宛」の手紙を受け付ける。
訪問する私たちは、ここに着いたどの手紙も読むことができて、“自分宛”と感じた手紙は持って帰ってもいいことになっている。

窓口には局長さんの姿が見えた。
話を聞くと、10数年前まで実際にこの郵便局の局長だった方で、現在82歳。
瀬戸芸が開催されていない時期でも、毎月2日間だけ「漂流してきた郵便」を読みに来た人のためオープンさせている。

例えば、こんな手紙。
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まだ出逢うことのない生涯のパートナーへ宛てた手紙。

亡くなった近しい方へ宛てた、届くことのない手紙も多く、ある人は立ったまま涙を流し、ある人は椅子に座りながら、ハンカチで目尻を拭っていた。
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この手紙は、亡くなられた父親に宛てたもの。
小学校の先生かな。
大好きなお父さんの死に目に会えなかったという後悔と父親への愛と感謝のことば。

自殺してしまった息子へ宛てた手紙もあった。
アパートで発見されたときの所持金は、わずか『8円』。
助けられなかった母親の苦悩と謝罪が、隠すことなく綴られていた。
心が揺さぶられる文字の力に、写真さえ撮ることができなかった。

帰船の時間が迫り、漂流郵便局を去らないといけない時間がきた。
局長と話しをしながら、「次は3年後にきますから、局長も元気でいてくださいね」と一時、別れのことば。
犬「2年前、やくみつるさんがここに来て、似顔絵を書いてくれたんだよ」
嬉しそうに、こんなものを渡してくれた。
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粟島、滞在わずか90分。
来てよかった。一人ぼっちの感動は寂しかったけど。

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詫間の港には、竜宮城や玉手箱のモニュメントも多くある。
そして、とにかく乱立する「セルフうどん」湯のみ
かけうどんだけなら100円台で食べることができるほど、手軽でしかも旨い。
うどんの湯切りさえもセルフなもんだから、次々にやってくる讃岐のおっさんたちに煽られて、トッピングのチョイスを落ち着いてすることができなかった。
イカのゲソと鳥天。センスのない選択だったげっそり



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