1813年に刊行されたイギリス文学「高慢と偏見」のパロディ小説「高慢と偏見とゾンビ」は、原典の9割をそのまま使いながら、元ネタをホラー小説にしたもので、これが映画化された。ネタとしては、原典とパロディを小説で比較してこそ、面白さを味わえるものだろうと思った。
でも、そんな時間はないので、1940年版の映画「高慢と偏見」をレンタルして見て、そのうえでこの新作パロディ映画に臨んだ。
うん。パロディとか関係なしに、そこそこ面白いわ。
自立できるような女性の職業がほとんどなく、良い結婚相手を見つけることが女性の幸せとされていた18世紀を舞台に、しかし、人々は野良ゾンビの脅威に怯えながら生きていかねばならず、日本や中国に渡って格闘技を身に付けることが、良家の淑女の条件だった、という設定が面白い。ただ、少林拳は最強といいながら、少林拳らしい動きはそれほど多くなかった。
やっぱ、アメリカ人のゾンビ好きはすごいなぁ。こんなネタ小説がベストセラーになるんだもんなぁ。日本では「二十四の瞳とゾンビ」とか「羅生門のゾンビ」とか出版されても売れないだろう。自分は買うと思うけど。
原作パロディ小説を書いた作家は、映画「リンカーン/秘密の書」の原作「ヴァンパイアハンター・リンカーン」も書いた人で、そういうネタで飯を食っていけるということが、うらやましい。
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