高校時代、授業をサボったり、放課後に通っていた語らいの場は『珈琲館』
女子が多く、比較的軟派な男子が集まっていた。
硬派な男子高校生たちは“喫煙可”だった『喫茶V』に行ってしまう。
軟派男子高校生の目的はコーヒーを飲むよりも、そこに置かれた《珈琲館ノート》に、高校生活の日常を記すことだった。
twitterもメールも、携帯すらない時代。
その頃のボクたちは、小さな紙切れを丁寧に折りたたんで回した伝言メモか珈琲館ノートでしか、言えないことを伝えるすべがなかったのだ。
35年前の自分は、どんなことを書いていたのだろう。
おそらく、このmixi日記と大して変わらないどーでもいいことばかりを、可愛らしい文字で書き綴っていたはずだ。
その証拠に、リビングの書棚を掘り出せば、その頃のアナログ日記にその証拠が見つけられるのだから。
高校の超大先輩からその存在を伺ったのが2年ほど前。

「その居酒屋に行くと、日本全国の高校の交換ノートがあるんだ。我がSNJ高校も存在するよ。一度、行ってみなさいね

」
場所は新橋。
少なくとも、月に1度は新橋駅に降り立っているのだが、いかんせん一人で居酒屋に入るほど飲兵衛ではなく、それどころか酒すら飲めない。
日本全国高校ノートは気になっていたが、飲まない男が居酒屋へ行っても仕方がない。
飲める人が居てくれたので、行ってきた
http://www.shinbashi-yukun.com/
『有薫酒蔵 新橋店』
カウンターに通されて盃を傾けていると、しばらくして女将から「出身高校は?」と尋ねられ、メモに“SNJ高校”と記す。
No.904 神奈川県立SNJ高校
この居酒屋に訪れたあらゆる年代の同窓生が、このノートにコメントを残し、次なる同窓生へバトンを渡す。
筆頭に記載されていたのは9期生。(だったかな?飲みすぎて、あまり記憶にない)。
そのあと、アメリカから一時帰国したという35期生とか、25期生の書き込みがあり、いよいよ御大・1期生の同窓会元会長のメッセージが飛び込んできた。
拝む。
書き込まれていたページは、少々寂しい10ページ程度。
まだまだ半分以上のページを残している。
この居酒屋に置かれた「高校よせがきノート」は3000余冊。
現在、日本には5000内外の高校があるそうで、60%程度を補完していることになる。
そもそも、九州郷土料理が売り物だから、九州内の高校ノートが圧倒的。
冊数4冊を数える高校も数高あるとか。
せっかくなので、SNJ高校ノートに自己紹介やメッセージを残してきた。
書き込みの絶対数が少ないから、高校時代の思い出交換にはまだ程遠い。
創立52年、高校の名称も変わらずに存在していること自体、喜ぶべきことか。
mixi読者10億人にこの存在を伝えて、我が高校ノートがラストページまで埋まることを願っている。

「廃校になってしまった高校でも、このノートを絆として利用されているところもあるんですよ」
なるほど、ノスタルジックな話じゃないか。

「九州から東京に出張で来た方たちが、わざわざ寄っていただいてこのノートに書いたあと羽田に向かうんです

」
まるで図書館のようなノートバインダーの棚。これでも、居酒屋である
興味をもたれた方は、まずHPで自分の高校ノートがあるかどうか検索してみるのも面白い。
ちなみに、ワイフさんの高校を検索したがNot Found
故に、この居酒屋の話題はタブーなう
ノートだけが売りではない。
豚の串焼きが絶品だったし、九州ならではの料理がメニューに並ぶ。
シメに、とんこつラーメン1杯。
箸をつけて啜ろうという時にも、カウンター越しに大将や女将からよせがきノートうんちくが語られてくる。
とても嬉しいホスピタリティーなんだけど、ラーメンを食べさせてくださいね
そういえば、「川崎市立商業高校」は、来年4月に「川崎幸高校」になるんだよ。
川崎市民だけ、びっくりぽんな話題。

図書館で「魔法が使えるようになりたい」と相談した6歳の男の子 対応した事例がほっこりすると話題に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4010348
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