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2016年04月07日23:08

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《映画》失われなかった名画座の鑑・早稲田松竹にて

『リップヴァンウィンクルの花嫁』が思いのほかツボに嵌り、岩井俊二監督が大好きだと宣言したばかり。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1951647261&owner_id=8666179

時間をもてあましていたので、ふと映画館上映検索したら、まさに今『岩井俊二特集』上映中。
名画座の鑑、早稲田松竹チューリップ
現存名画座の中では一番好きだ。

中学生時代に毎年300本(当社調べ)の映画を観ていた記憶。
鑑賞記録が残ってないから、心もとない記憶だけど、どうやらその当時から自分には1日72時間ぐらいの時間があったようだ。
お金はどうしていたんだろう?
中学生だから大人料金の電車賃を払っていたはずだが、その頃はまだチェリーボーイだったので子どものきっぷで乗って節約していたのかもしれない。
当時の名画座、1回の鑑賞料金は300円そこそこ。
「まるぴ」かキネマ旬報のハガキを持ち歩いて、割引サービスを求めさまよっていた。
今だから白状するが、キネマ旬報の読者はがきは、近くの図書館で切り取ってきたもの。
どうせ、誰も使わないんだからいいじゃないか精神が15歳のおいらに宿っていた。
ダメじゃん。

お小遣いを両親からもらっていたのは間違いないが、それほどの金額ではなかったような。
ただ、お酒もタバコも吸わない健全なる中学生だったので、無駄金が出て行くわけではない。
あとは友人をマージャンに誘いこみ(略)

自分形成の基礎のほとんどは、学校の勉強より映画館で身に付けた。
歴史や道徳、或いは恋愛だってそうかもしれない。
路線検索なんてなかったから、映画館までの道のりは自ら選んでいくしかない。
コンビニなんてなかったから、学生服を気ながら安い外食をさまよっていた。
そもそもDVDなんてない時代、映画は映画館かテレビで見るしかない。
大好きな映画のDVDを買っても自宅で見ない。
映画館派を今でも続ける理由が、40年間のどこかで醸成された。

思いつくまま失くした名画座を綴ってみるカチンコ
まずは、よく通った東京から電車

古くは渋谷全線座。
ナニを隠そう、否、なにを隠そう、自分が初めて映画に出会った劇場である。
銀座並木座で野村芳太郎を知り、 銀座シネパトスや新橋文化では地下鉄の騒音を聞きながら映画を見る耐力をつけた。

今もなお存在するギンレイホールの隅にひっそりと飯田橋佳作座があって、佳作座に行く振りをして飯田橋くららに潜り込む。
高田馬場パール座は鑑賞前に、地上階の西友でお菓子を買い込むのがルーティンだった。
後楽園シネマの想い出は、恥ずかしくてここには書けない『トリュフォーの思春期』な記憶。

ワンルームマンションの小部屋よりも小さな大塚名画座は、何度もここの日記に書いてきたけど『ロッキーホラーショー』の上映中止事件。
その地階にあった鈴本キネマ、果たして行ったかどうかの記憶もない。

浅草6区には 浅草中映 、浅草名画座、浅草新劇場。
おんぼろの代名詞、三軒茶屋中央、三軒茶屋シネマ。
閉館間際のどちらかでは、気をつけないと座席から転げ落ちるほど椅子がグラグラだった。

上野スター座、二子東急、中野武蔵野館、自由が丘武蔵野推理。
推理ってなんやねん。と、いつもつぶやきながらもぎりを受けていた。
そういえば、爆音上等の吉祥寺バウスシアターも無くなった。
渋谷の亡きミニシアターを書き出せばキリがない。
そして三鷹オスカー。おそらく、マイライフベストな映画館。
嗚呼、名画座の想い出が止まらない泣き顔

カチンコ映画レヴュー。岩井俊二3連発ハート達(複数ハート)
フォト
025『PiCNiC』★4.
上映時間68分、CHARAと浅野忠信共演で、撮影中にやっちゃった→できちゃった結婚のきっかけになった作品。この2人、残念ながらすでに別れて結婚はチャラになった。
CHARAの持つパラソルといい、精神病院から抜け出すシチュエーションといい、おいらの一番好きな映画『まぼろしの市街戦』のオマージュらしき臭がプンプンするのだが、映画ガイドにそのような記録はない。
誰か、知っていたら教えてください。(←マジ)

フォト
026『四月物語』★4.
上映時間67分、松たか子主演の初映画ということになるがあくまでも短編。
冒頭、留辺蘂駅あたりに高麗屋・松本幸四郎一家が登場する。
これだけで意外とびっくりする。
東京・武蔵野に上京した松たか子に降り注ぐ桜の花びらももの凄い桜
今や名画伯となった田辺誠一も若い。

フォト
027『Love Letter』★5.
岩井俊二、劇場用長編映画デヴュー作であり、最大のヒット作。
一人2役を演じた中山美穂(自称:ミポリン)が秀逸。
更には、中山美穂の少女時代を演じた酒井美紀が、世界一可愛い(当社比)。
いずれにしろ、ミポリンファン、豊川悦司ファン、酒井美紀ファンが必見の名作。

中学生の時、おいらも図書委員を務めていた事がある。
藤井樹のようないたずらをしておけば、ステキな想い出になったろうな、とスクリーンを観ながらノスタルジー。
★5.どころか、★100.だよ。

帰宅後、ワイフさんとの会話で気がついた。
牡羊座「なに観てきたの?」
蟹座「岩井俊二のラブレターっていう映画。中井美穂が良かったよ。」
牡羊座「古田の奥さんね野球今、なにしてるんだろうね?」
蟹座「舞台に出てるみたいだよ指でOK」
牡羊座「へぇ、元女子アナだから、なんでもできるんだね」
蟹座「みぽりんって、女子アナだったのかげっそり」
牡羊座「パンチ」
川崎オスカーの弱点=アイドル。

牡羊座「おとうさん(←おいら)、その映画、ビデオ持ってない?」
蟹座「へっ?」
ビデオ棚を探してみたら『Love Letter』『undo』/岩井俊二と手書きしてある古ぼけたVHSが見つかった。持ってたのか。

素晴らしい映画というのは、そういうものだ。
VHSやDVDを持っていても、映画館で観る。これでいい。



本「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカ来日 経済格差を「愚かな過ち」と批判
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=3934547
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