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2016年03月22日22:40

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《映画》『リリーのすべて』〜性別適合手術の夜明け

トイレ性同一性障害 学会が認定医9人
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3907941

ひよこ「3月に学会があるんですよ」
NPOによるGID団体の主催者からお招きを受けていたが、参加するにはまだ知識が浅薄すぎて申し訳ない。
側面からの微力な支援を約束して、学会の成功を祈っていた。

認定医の選任まで漕ぎ着けたことは、それなりの前進か。
先日、MtFの彼女を持つ友人からその苦労を聴くことができた。
猫「今を生きていくために、将来を見通せないほどお金が掛かる」

GIDは性癖ではなく治療が必要な“病い”の一種。
なぜ、当事者が普通に生きていくための根源的な治療に、保険適用が認められていないのか。
必要もないクスリをたっぷりと処方して、悪どく稼ぐ穴だらけの診療報酬不正受給などのニュースに触れるたびに、本当に必要な人々に渡るべき助成がなされていないことを知る。

映画映画レヴューなう。
フォト
021『リリーのすべて』★4.
原題は『デンマーク人の女』。
トム・クルーズ元夫人であるニコール・キッド男が原作に惚れ込み映画化を画策したものの、いろいろとあって、結局『レ・ミゼラブル』の監督さんが、マリウスを使って撮ることになった。
風の噂で聞いたけどマリウスは、バリケードを登りフランス軍隊から射撃を受けて倒れていた時に、トム・フーパー監督からこの映画の企画を誘われたらしい。

いわゆるBased on true storyペン
性別適合手術を世界で初めて受けたGID当事者の話ということになる。
日本国内では『ブルーボーイ事件』(1969年)が、セクシャルマイノリティに対する恥ずべき差別事案として思い浮かぶ。
胸を打たれるのは、突然、自らの性を悟った夫の苦労に、理解を示し変わらぬ愛を捧げようとする妻の姿。
悲劇的なラストであるが故に、牛の歩みであるにせよ、GID(或いは性的マイノリティの人々)への理解が確実に進んでいる今日を感じることができた。
ああ、無情。秀作である。

フォト
020『背徳の王宮』★4.
変態かつ暴君であるバカ王に仕える官司の権力物語。
16世紀の朝鮮なんて、何ひとつ知識がないが、虚々実々の展開は壮大な韓国映画ならでは。
風の噂(その2)で聞いたけど、
「この映画には美女1,000人規模のトップレスシーンがあるぞ」という、まことしやかな宣伝文句。
くんずほぐれつなファーストシーンには、その片鱗を感じさせてくれていたが、1,000人のトップレスはウソ800。
それはそれとして残念だったが、女子たちが下半身を鍛えるシーンは変態的なおいらの煩悩に満足を与えてくれた。
ドスケベ男子(且つ歴史好き)は必見。

フォト
019『家族はつらいよ』★5.
おいおい、前2作が★4.で、これが★5.かよ。
というバカにしたつぶやきが聞こえてきそうだが、満点に楽しめた作品だったのだから仕方ない。
予告編で流れていた当時からワイフさんから誘われていた作品のひとつ。
失敗だったのは、これをそのワイフさんとともに観たということ。
お陰で、靴下はしっかりと裏表直してから洗濯カゴに入れなければいけなくなったし、「甲子園で野球が観たい」と言われたら、最優先にチケットと乗車券を取らなければいけなくなった。←ま、これは昔からだけど。

某新聞映画評でこき下ろされていた山田洋次最新作。
確かに、ご都合主義なストーリーの運び方ではあったが、『寅さん』だって自分の都合でマドンナに惚れてしまうではないか。
『東京物語』の映像が、かなり琴線をくすぐった。
日本アカデミー賞は嫌いだけど、本作は夫婦揃って★5.


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