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2016年03月05日22:02

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《映画》『マネーショート』だった時代 2007-08年

良い映画を観た夜は、すぐに感想をしたたたたためたくなるものだ。
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015『マネーショート』★5.
池上彰先生の優しいテレビ講座と違い、かなり専門的なリーマンショック物語。
すべての金融用語と出来事がストンと入ってきて、誰にも推薦できない独りよがりの★5.
金融業界人限定作品。

この映画を観ながら感じていた。
自分にもう少し勇気があったら、今ごろビリオネアになっていたであろう昔話を書いておくえんぴつ

クライアントが外国籍銀行の勧められるまま所有していた外貨建てTB変額保険。
当初購入額は億を超える商品だった。
TBが6%を維持していれば、それなりの年間配当を得られるが、6%を切ると元本毀損も覚悟しなければいけないデリバティブ商品。
アメリカの景気がいささか不安じみていた2007年前半、既にTB金利は5%になっており商品の見直しが必須の状況だった。
のんきで商品性の知識もないクライアントを説得し、損切り覚悟の解約を決断させたのが7月。
しかし、本社はアメリカ・シアトルの保険会社で解約には、その事情説明も兼ねて敵地に乗り込まなければいけない契約である。
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ビジネスのチケットを確保し10時間のフライトののち、中途解約のリクエストとあって迎えもなしのまま、彼の地へ単身乗り込んだ。
50階建ての何階だっただろうか、眼下には美しいピュージェット湾波

相手4人、当方1名の闘いが始まった。
蟹座「クライアントの代理人として解約を申し出たい」
犬「今、解約すると●千万円の毀損となるぜ、坊や」
蟹座「噂される住宅債権のリスクが心配である。アメリカ国債の金利は、これからも下がるだろう。今のうちに損切りすることがベストエフォートであり、クレバーだ」
犬「住宅債権にリスクなんてない。格付けはAAA、ニッシーだって知っている。満期まで、まだ15年あるんだから、TBはそのうち6%に戻る。持っていればいいんじゃないか?」
蟹座「NO! JUST NOW手(パー)」
まさに映画『マネーショート』の世界じゃないか。

猫「坊や、10分ぐらい待っててくれないか?」
蟹座「何をしたいんだ?」
猫「坊やは中途解約がベストエフォートといったが、こちらにも提案できる手段がある。せっかく日本から来たんだ、ゆっくりしていってくれ」
そう言い残すと、4人とも雁首揃えて出て行った。
ひとり、ぽつねん、シアトルなう。

15分ぐらい待たされただろうか。
彼らが応接室にやってくる。
リーダー格のケネディがしたり顔で語りだす。
ペンギン「ノックアウトレートを3.5%にして、リメイクしてみた。保証料はかかるが、今5%程度のTBレートが150ベーシスもダウンするなどありえない。これなら、15年間持っていられるし、満期になれば満額戻ってくる。坊や、これで決まりだ。」
ケネディが握手を求めてきた。
蟹座「方針は変えない。解約だ。理由を教えてやろう。10分か15分程度でノックアウトレートが250ベーシスもディスカウントするような設計ができるということが、TBレートの脆弱さを証明している。住宅債権の怪しい噂は日本でも聞いている。何も言わずに解約させろ。違約金は払う。」

これが最終判断となって、彼らも諦め解約に関する契約書を渡された。
そこからは、彼らもフレンドリーに変わり、イチローが出場するマリナーズのチケットを渡された。
夕食、シアトルでも有名な寿司屋で語り合い、タクシーでセーフコフィールドへ。
イチローのヒットは見られなかったが、フォアボール後の盗塁を見ることができた。
キャッチャーも日本人だったけど、誰だったのか、今は思い出せないでいる。

さて、映画を見て感じていたこと。
2007年7月、おいらだってアメリカの弱気を見抜いていたじゃないか。
どうして、それから必死にショートポジションを建てていなかったのか。
帰国して、わずか2週間。いよいよ、世界恐慌の風雲急を告げてくる。
2007年8月・パリバショック(サブプライムローンという単語が日本でも聞かれるようになってきた)
2008年3月・ベア・スターンズ破綻。
2008年9月・リーマンブラザース破綻。
この時期はテレビ画面にブッシュとグリーンスパンが映るたびに、アメリカの株は売られ、日本円が買われていた。

結局、シアトルの保険会社に2度目の訪問をすることもなくなった。
風の噂に聞いたのは、当然のようにあの頃に潰れてしまった多くの金融会社のひとつであったこと。
嗚呼、『マネーショート』。
2007年から2008年、自分自身も怒涛のような経験をしてきたからこその今がある。

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012『クーパー家の晩餐会』★4.5
好きなタイプの映画である。
2月に鑑賞した季節はずれのクリスマス物語。
必然的にマイ・ベスト群像劇『ラブ・アクチュアリー』をタブレットで再鑑賞。
やはり、素晴らしい。

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013『スティーブ・ジョブズ』★3.
香港行き機内の鑑賞飛行機
私たちに素晴らしい道具をいくつも与えてくれたアメリカン・ドラえもん。
しかし、スティーブ・ジョブズを何ひとつ好きになれない描き方。
幾ら金持ちでも、付き合いたくないクソ野郎だった。

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014『ギャラクシー街道』★1.
羽田行き機内の鑑賞飛行機
酷い評価が並んでいて、とてもお金を出してまで見る気になれなかった三谷幸喜作品。
行きの飛行機で次女ちゃんが鑑賞していたが、「クソつまらない」の感想。
期待もせずに休み休み観ていたが、クソつまらない2。
『真田丸』が面白いので、三谷幸喜が終わったわけでもないだろうが、誰も公開を止める人はいなかったのだろうか。
現在は、本公開で興業的に外れても二次(DVD)・三次[テレビ放映)などで赤字を凌げる映画界。粗製濫造の要因といっても差し支えないだろう。

深夜ドラマ『HR』のように、細かいエピソードを深夜のテレビ30分程度の帯でやれば、それなりに評価もあっただろうに。
深夜なら下ネタも活きてくる。
いずれにしろ、『ギャラクシー街道』に大切なお金を出して見に来た人たちに同情する。



カチンコ社会人に聞いた、飽きずに何度でも観てしまう映画Top5! 1位はジブリのあの名作
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=121&from=diary&id=3882815
電球『レ・ミゼラブル』は、あと100万回観たい映画のひとつ。
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