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2015年10月15日22:07

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移動式クレーン事情

■警察署にクレーン車突っ込む 周囲に油漏れ 東京
(朝日新聞デジタル - 10月15日 18:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3664931

移動式クレーン車を運転するためには普通免許の他に大型特殊とクレーン免許が必要となる。
大型特殊は自動車学校に4日間通えば取得できるし、クレーン免許は技術教習所に6日間通い、技能試験免除。2ヶ月に1度行われる学科試験をパスすれば晴れてクレーンオペレーターさんになることができる。
これを「簡単」に取れるとするのか、「難しい」と判断するかは個々の感覚。
個人的には「意外と簡単に」あの大きなクレーン車を操作・運転できるんだな、という感覚。

今のクレーン車は飛行機なみのコックピットで、ほとんどがコンピューター制御。
定格の吊り荷を揚げるだけなら、傾いたり転倒することもない。
万が一転倒しそうになっても、赤ランプが灯り自動制御すら働いてくれる。
それでもなお、クレーン車がひっくり返るニュースを見るのは、オペレーターがコンピューター制御装置を切って、無理な吊り上げを試みるから。
或いは、地盤の弱い現場に養生を怠って作業を続けるから。
事故や失敗には理由がある。

運転席に乗ってみるとわかるが、長いブームを背負っているから、左後ろにどうしても死角ができる。
神奈川県内でいえば、移動式クレーン車による交通死亡事故は1年間で4件。
日本に1万台程度しかないのだから、事故率はかなり高いといえる。

問題は業界の閉塞感にある。
トラックやバスの緑ナンバーと違い、クレーン業者は白ナンバーで営業ができる。
やる気はないが、おいらでさえ明日、クレーン車を買ってナンバー登録すれば営業することさえ可能なのだ。
白ナンバー業界だから、横のつながりが脆弱で、事故情報がその場しのぎで隠されていく。
あまり知恵のある業界とは言えない。
事故情報を公開し、共有できれば同じような事故を起こす確率は格段に減少するはずなのだが、所詮は仕事を取り合うライバル同志。
相手の有利なことを進んで行うような業者は皆無と言っていい。
ただ、東南アジアのインフラ整備加熱で海外クレーン需要も豊富な昨今。
クレーンの中古価格は値崩れせず、償却を終えた重機車両をさばく事で特別利益が醸成される。
つまり、儲かっている業界である。

今回の警察署ぶち込み事故。
KATO25t車の大暴走。
油圧からくるブレーキの故障が事故原因のようだが、果たして果たして。
続報を待つ。





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