『水に落ちた犬は打つな』(不打落水狗)という中国の故事がある。
或いは、『溺れる犬は石もて打て』(打落水狗)という真逆な言葉も通用している。
権力者や成功者は往々にして打落水狗。
信長は鳴かないホトトギスは殺してしまうし、家康が豊臣の血を根絶やしにした史実を振り返れば、それも正しい解釈なのだろう。
ヒーロー映画のほとんどは、攻撃に成功したラスボスが息絶え絶えのヒーローに対して、これまでの我が人生をダラダラと解説しているあいだに、ヒーローに逆転されて殺されちゃう。
“ラスボス、なぜ一気に止めを刺さないの?”を数十年も繰り返している。
(例:『96時間 レクイエム』・・・ブリーフ一丁のロシア版・川俣軍司が、倒れたリーアム・ニーソンに止めをさせばいいのに、よりによってグダグダ解説を始めやがる

)
個人的には前者『不打落水狗』派。
勝手ながら、これこそ日本人の矜持でもあると思っていた。
そんな日本に湧き出した異物混入騒動。くだらん。
ここではマックが『水に落ちた犬』である
いささか辟易。そして呆れている。
特に差し歯ポテトの大阪おばちゃん。
テレビでは民放のみならず、NHKにまで近親者(のであるかもしれない)歯を晒して、文句を言っている。となりでは自分の子供が泣き叫んでいるというのに。
打落水狗。なんだか、哀れである。
事実、被害者かもしれないが、ここまで醜態をさらす必要があるのだろうか。
愛がない。
不打落水狗。
ガラガラのマクドナルドに勇気を出して入ってみた。
マックへは異物混入以前から、オーダーするのは100円コーヒーが主で、正月に朝マックを食べる程度で1年に1、2度のハンバーガー利用環境。
こういう時に少しでも応援してあげないと。学生時代には間違いなく世話になっていたのだから。
今日のランチタイムは、ダブルてりやきバーガーとコカコーラ。
大きな口をあんぐり開けて頬張った。
歯は入っていなかったが、“美味しい”というイメージが湧かないまま胃袋に落ちていく。
しかも、レタスは一方に偏って、2枚のハンバーグはズレてパティからみっともなくはみ出している。浮かんだ2文字は『雑食』。
味はどうであれ、せめて、丁寧に作れないものか。
いやいや、これがファーストフードであり、味覚や視覚を求めるなら、それなりのコストを払うべきだし、或いはモスバーガーに行くべきなのだ。文句をつけるべきではない。
微塵にも、このような考えを持ってしまったことで、改めて自分に「池に落ちた犬を救ってやってるんだ、ありがたいと思え」みたいな、偉ぶった姿勢をとってしまっていたことに気がつかされた。
これではダメだ。テーブルに歯を並べて、悠々と語っている大阪おばちゃんと何も変わりがない。
結論。
マック、がんばれ。でも、おいらはモスバーガー
一つ、藤田田田田田田田氏に復活のヒントを捧げよう。
『金歯探しキャンペーン』・・・ハンバーガー1000個に1つ、1gの金歯(時価:5,000円)が入っています。エナメル歯は、はずれです。
↑結局、こうやって池に落ちた犬を叩いていないかい?
猛省。

■マック、売上高21%減=客離れ響く―12月
(時事通信社 - 01月09日 21:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3219488
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