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2015年01月01日16:39

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三浦綾子の言葉

明けて昭和34年の正月である。三浦が一番先に年賀に来てくれた。わたしたちは新年初めての礼拝を二人で持った。聖書を共に読み、讃美歌をうたい、共に祈った。わたしは彼に尋ねた。
「来年のお正月も来てくださるでしょうね」
あべかわ餅を食べていた彼は、箸をとめ黙って首を横にふった。
「まあ!来てくださらないの?」
わたしは驚いて彼を見た。彼はおだやかに笑って言った。
「来年の正月は、二人でこの家に年賀に来ましょう」
「え?二人で?」
彼の言葉にわたしはハッとした。何とも言えない喜びが胸にこみあげた。


(三浦綾子『道ありき』)
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