TOHOシネマズなんばで鑑賞。これでようやく、映画を観に行く度に強制的に長い長い予告編を見せられることがなくなるわけだ。さすがに飽きてたからなぁ。
感想を一語で言えば「面白かった」だ。期待した方向(プロジェクトX的な零戦開発物語)としては物足りなかったが、ベタベタのメロドロマが意外に心地よかった。やはり宮崎駿は凄いや。「萌え」なんて言葉が現在の意味で使われるようになる遥か以前から、キャラクターの魅力でアニメファンを狂わせてきた人が作り上げた渾身のヒロイン像、想い人にひたすら尽くす薄幸の昭和美少女は、今風に言うなら至極「ブヒれる」。
あと、ずっと気になって目で追いかけていた部分が、主人公の眼鏡。主人公の近眼はキャラクターの根幹に係わる部分でもあるのだが、それにしても眼鏡の描写の細かさが目立っていた。よくある漫画的表現でフレームの一部を描かないなんてこともせず、レンズの存在感もはっきりと描かれていた。軽く思い返してみても、ここまで執拗に眼鏡を描いたアニメを思い浮かべることができない。
主人公の声は、いろいろ言われているが個人的には問題があるとは思わない。ただ、事前に特番を見ていて分かっていたことではあるが、ちょい役のドイツ人の声は酷くて笑えた。また、飛行機のエンジン音を人の声で作っていることも、それと分かって聞くせいか、人が「ぶるんぶるん、どどどど」と言っているようにしか聞こえなくて萎えポイント。夢の中に登場する飛行機だけの仕掛けっぽいので、演出上の意味はあるんだろうけど。
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