日本の伝統としての特撮の火が消えかかっているのを、ファンとしてただ悲しみながら見守ることしかできないでいるわけだが、かつて特撮の座を奪い去ったVFXもまた、本場ハリウッドで危機的状況にあるらしい。
具体的には、タイトルのとおり大手VFXスタジオが倒産したということ。
今年のアカデミー賞で、映画「ライフ・オブ・パイ」が視覚効果賞を受賞する数日前に、受賞者であるリズム&ヒューズ・スタジオが倒産していたのである。
そして、授賞式の場でVFX産業の現状を訴えようとした受賞者のコメント時に、なぜか「ジョーズ」のテーマ曲が被せられた上に、話している途中でマイクのスイッチを切られたのだとか。まぁ、エンタメショーであるオスカー授賞式での政治的パフォーマンスが疎まれるのはよくあることなのだが。
ちなみにその授賞式の当日には、VFX産業に携わるアーティストたちが、受賞会場から数ブロック離れたところでデモ行進を行っていたそうだ。最近の大ヒットしたハリウッド映画のほとんどが高度なVFXによって支えられている一方、それらを作っている会社や労働者には、あまり恩恵が届いていないという現実があるのだ。
日本のアニメファンにはおなじみの「アニメーターでは食っていけない」というのと同じ状況が、ハリウッドのVFXアーティストにも起こっているわけだ。アメリカ国外の安価な労働力に仕事が流れ出ていることを考えると、日本のアニメよりも事態は深刻かもしれない。
VFX事業はなぜ儲からないのか?
http://shikatanaku.blogspot.jp/2013/02/vfx.html
ブログの紹介文では翻訳がアレなんだけど、だいたいの内容は伝わる。
以下、手を加えつつ引用
>Q:素晴らしいVFXアーティストが、繁盛しているVFXの顧客とうまくいかないのは?
>A:ほとんどのVFXアーティストは葛藤回避型で、そのビジネス文化は
>「1日24時間働くよ。別に給料はいらないよ。だって、俺はスターウォーズの
> 仕事をしてんだぜ?!」というものです。
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