映画日記『胸騒ぎ』『鬼平犯科帳　血闘』

２０２４年５月１０日（金）

『胸騒ぎ』（２０２４年）
監督：クリスチャン・タフドルップ
名駅・ミッドランドスクエアシネマ２

バカンスで訪れたイタリアのリゾート地で、デンマークとオランダの家族が意気投合した。
しばらくして、デンマークの一家のもとに、オランダの夫妻から一緒に週末を過ごさないかという招待の手紙が届く。
ちょっとばかり悩んだ末に、デンマークの一家は一路オランダへ向かった・・・・

ひどい話で唖然となった。
ひどい話はそんなに嫌いでなく、どちらかというと「いくらなんでも、それはやり過ぎだろう」と大笑いしてしまうタイプだ。
しかし、これは笑うことができなかった。
中学生ぐらいのときに見たら、確実にトラウマになるな。


『鬼平犯科帳　血闘』（２０２４年）
監督：山下智彦
名駅・ミッドランドスクエアシネマ

楽しみにしてた“鬼平”だったが、少々もの足りない。
物足りなさを感じた要因が殺陣。
たしかに殺陣シーンはあるにはあるが、残念ながら見どころになっていない。
とはいえ、敵役に扮した北村有起哉の振りきった芝居と、鬼平の犬になるおまさ扮する中村ゆりの凜とした姿は見ごたえあり。
とりわけ梶芽衣子の印象が強すぎるおまさ役に、果敢にチャレンジした中村ゆりは拍手もの。
おまさは次回作（あるよね）でも活躍しそうなので、いまから楽しみ。