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2023年01月28日23:30

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映画を見ない日の出来事364

映画を見ない日の出来事364

映画を見ない日といっても、映画館へ行かなかっただけ。
自宅に引きこもり、ネット配信で古い日本映画を見て過ごした。
見たのは、日活の事件記者シリーズから、『事件記者 姿なき狙撃者』(1959)と『事件記者 影なき男』(1959)、新東宝の石井輝男監督作品『セクシー地帯』(1961)、武智鉄二監督の『日本の夜 女・女・女物語』(1963)の4本。
事件記者シリーズは、1時間に満たない添え物映画だが、いずれもテンポよく話が進んでいくので、満足感としては1時間半の映画と比べても遜色ない。
このシリーズを撮っている山崎徳次郎という監督の、他の映画が見たくなった。
新東宝の地帯(ライン)シリーズは、『セクシー地帯』をもって、シリーズ5本すべて見ることができた。
シリーズ中の傑作『黄線地帯』は明日再見するつもり。
『日本の夜 女・女・女物語』はやらせ満載の大珍品「ドキュメンタリー」映画。おもわず「嘘、つけ!」とツッコミたくなるシーンが随所にあって、大笑い。ただ、谷川岳を登攀中に遭難死し、絶壁にロープで宙づりになった遺体を、自衛隊がロープを狙撃して回収するシーンにはギョッとした。
後でネットで知ったのだが、このシーンは本物だった。
しかし、武智鉄二という人は歌舞伎の評論や演出家としては有名だったと聞くが、どうして本作や『白日夢』(1964)に『黒い雪』(1965)みたいな、はっきり言ってエロ映画を撮り続けたのか不思議でならない。
4本とも古い映画だが、古い映画だからこその味わいがあって、いずれも面白かった。



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