本日も自宅で『007』3本立て。
もともと記憶力のない人間なので、正直、頭の中がグニャグニャ。
どの映画が、どんな映画だったのか、見分けがつかなくなってきた。
2022年2月20日(日)
『007/ユア・アイズ・オンリー』(1981年)
監督:ジョン・グレン
ムービー・プラス【録画】
四方を断崖絶壁に囲まれた山頂にあり、下界からは巻き上げ機のロープに吊されたゴンドラによってしか登り下りすることができない悪党たちの砦が、クライマックスシーンの舞台だった。
先月見た『キングスマン ファースト・エージェント』も同じ設定が出てきた。
本作が元ネタかもしれない。
『007/オクトパシー』(1983年)
監督:ジョン・グレン
ムービー・プラス【録画】
南米、冷戦下のベルリン、インドと世界中をボンドが飛び回る。
その目まぐるしさは本作だけでなく、過去の作品も同様。
そのうち、いまはいったい何を見てるのか、もうろうとしてきた。
『007/美しき獲物たち』(1985年)
監督:ジョン・グレン
ムービー・プラス【録画】
007の2日間6本立て、最後の1本。
濃いめのコーヒーを飲み、気合いを入れて再生ボタンを押した。
オープニングに流れるデュラン・デュランの曲は、この映画の主題曲だったのか!!
のっけから知ってるメロディが流れてきたので、調子が出てきた。
悪役のクリストファー・ウォーケンが、ひどく不健康そうで薄気味悪い。
彼の殺し屋兼ボディ・ガード兼武術の師匠兼愛人を、懐かしやグレース・ジョーンズ。
この変態カップルを見てたら『眠狂四郎人肌蜘蛛』(1968)の緑魔子と川津祐介の極悪変態兄妹を思いだしてしまった。
雪上を敵に追われたボンドが、スノーボードのように滑降し始めると、とたんにビーチボーイズの♪カリフォルニアガールズが流れ出して大笑いだった。
大笑いといえば、ボンドが運転する車がカーチェイス中に屋根が吹っ飛び、車体が前半分になり前輪のみで人混みの中で止まるドタバタシーンは、記憶間違いでなければジャン・ポール・ベルモンドの映画が元ネタだろう。
ところで、本作のヒロインを本来の黒髪を金髪に染めたというタニア・ロバーツが演じていた。
金髪のタニア・ロバーツは、燃えさかるエレベータのシャフトや金門橋のてっぺんから落ちそうになる。
金髪美女が墜落の恐怖におののく、とりわけスリルあふれる金門橋のシーンなどは、ヒッチコック映画だ。
ということで、見どころ満載の1本、面白かった。
本作にて、ロジャー・ムーアのボンドが終了。
明日からはティモシー・ダルトンが登場する。
どんな007になるか楽しみだ。
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