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2021年11月19日23:48

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映画日記『囚人ディリ』

金曜日はアクション映画!!

2021年11月19日(金)

『囚人ディリ』(2021年)
監督:ローケーシュ・カナガラージ
名駅・ミッドランドスクエアシネマ2

その夜、大量の麻薬を警察に押収された犯罪組織が、麻薬奪還と報復に乗り出した。
まず、街から離れたリゾート地で開催された警察官たちの宴会に、組織が送り込んだスパイが酒に劇薬を投与し、警察官たちを眠らせてしまう。
しかし、押収の指揮を執った隊長だけは手の怪我のためグラスを手にしていなかった。
5時間以内に、手当をしなければ、警察官たちは死んでしまう。
いっぽう、犯罪組織のリーダーが多くの手下を引き連れて、麻薬を奪い返すために、街にある警察本部に向かっていた。
この絶対絶命の危機に、怪我をした隊長はたまたま移送中の囚人に助力を求めた。
囚人の名はディリ。
ディリは額に白い聖灰を塗り、あたかも荒ぶる破壊神・シヴァの化身となって、悪党たちに立ち向かっていく。
ディリには戦わなくてはならない「秘密」があった。それは・・・・

血湧き肉躍る、インド発のノンストップアクション巨編!!
インド映画では毎度のことだが、登場するひげもじゃの男たちが、誰が誰なのかさっぱり分からない。
そのうえ始まってしばらく、脈絡のない断片的なシーンが続き、余計に混乱してしまった。
ところが、しだいに脈絡がつながりはじめると、後戻りのできない面白さ。
そして始まる大アクション。
ガガーン、ドンパチ、雨降るガラス、喰らえ鉄拳、引き裂けナイフ。
いちおう、ディリと隊長が主役になるが、個性的な脇役たちによる群像劇でもあった。
とりわけ、田舎から警察本部に赴任してきたばかりのさえない中年警官のおっさんが最高。
口ぶりや態度に見てるだけでムカムカしていた悪党幹部に、おっさん警官が勇気を振り絞ってガツンとするシーンが拍手ものだった。
ディリや隊長といっしょに行動する、ケータリング屋のひょろっとしたおしゃべりあんちゃんが、なんとなくロベルト・ベニーニみたいでおかしい。
そして、アクションの合間にコテコテの人情話がはさまるのもお約束。
ラストのディリの「秘密」に、もらい泣きだったぜ!!!

金曜日にぴったりの1本。
なんとなく、続編がありそう。



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