新作封切りの金曜日だ。
ということで、駅前のシネコンに出かけたのだが、チケットのもぎりをする入り口でびっくり!!!!
あまりに驚いたので、手帳にメモしてきた。
“サーモグラフィによる「体表面温度測定」実施中”
という看板があり、確かに入り口にビデオカメラみたいなのが設置されていた。
もぎりのアンチャンが暇そうだったので、頼んでサーモグラフィをのぞかせてもらった。
体温が37.5度以上だと、赤くなるのだという。
試しに自分の手をかざしてみたら、モニターには白い手が映っていた。
そういえば、『白い手』というタイトルの映画があったなあ・・・・
2020年3月20日(金)
『一度死んでみた』(2020年)
監督:浜崎慎治
名駅・ミッドランドスクエアシネマ2
広瀬すずのアイドル映画。
これまで優等生役が多かった広瀬すずが、社長令嬢ながら髪の毛を茶色に染めてパンクバンドのボーカルをつとめるという、ひねくれ娘に扮したコメディ。
ところがコメディなのに、笑えない。
大友康平扮する音楽プロデューサーの名前が「布袋」だった。
その「布袋」を、社長秘書役の吉沢亮が「ぬのぶくろ」さんと呼ぶギャグに、笑うどころか、頭を抱えてしまいそうだった。
もし、そばにサーモグラフィがあったら、白を通り越し寒さで青くなっていたはずだ。
こんなことなら、『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』にしとけば良かったと、悔やむことしきり。
ところが、中盤から盛り返してくる。
クスクスと笑うシーンが出てきて、ようやくコメディらしくなってきた。
とりわけクライマックスのドンデン返しには、バックに流れる音楽とあいまって、大爆笑だった。
佐藤健や古田新太といった面々のカメオ出演も一興。
となれば、エンディングは郷ひろみの♪ジャパーン〜で締めてほしかった。
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