映画日記　『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』

落語家の桂文楽は噺の途中でせりふを忘れてしまい、
「・・・・勉強をし直してまいります」
と挨拶して、高座を下りてしまった。
以後、彼が高座をのぼることはなかったという。

２０１９年７月１８日（木）

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』（２０１９年）
監督：フレデリック・ワイズマン
岐阜柳ヶ瀬・ＣＩＮＥＸ

岐阜へ行く用事のついでに、フレデリック・ワイズマンの新作を見に行った。
ところが、映画が始まってすぐに落ちてしまった。
気がついたら、エルヴィス・コステロがしゃべってた。
その後はなんとか持ち直したが、結局最後まで調子がでなかった。
申し訳なくて、スクリーンに向かって「・・・・勉強をし直してまいります」と深々と頭を下げたいような気分だ。
と言っても、何を勉強したらいいのか、分からないが。

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』は来月から名古屋でアンコール上映がある。
もう一度、見に行くことになりそうだ。

映画館を出たら猛烈な雨だった。
週末から旅行だというのに、大丈夫かなあ。