映画を見ない日の出来事　９６

映画を見ない日の出来事　９６

ここ数年、恒例になってしまった大学時代の友人たちと初詣に出かけた。
昨年は熱田神宮、今年は大須観音だ。
長蛇の列にびっくり。
参拝まで４０分ほどかかってしまった。

次に、こちらも恒例になってしまった、おみくじタイム。
４人で引いて、ひとりが大吉、私が吉で残りのふたりが凶だった。
確率的に凶の出方が高い。嫌な一年にならなければよいが。

引き続き、近場の居酒屋で新年会。
初めこそ年金がどうとか、これからの暮らし向きが不安だ、といった年相応の話題だった。しかしメートルが上がるにつれ、“反米に徹したイスラム国”は是か非かといった学生時代に戻っての書生談義。
さらに、やっぱり年をとると小津安二郎の映画がしっくりくるよね、としみじみ。
話題転じて、最後はどういうわけか和歌になってしまった。

ボンクラな学生時代からは想像もできない和歌の話が飛び出したのでびっくり。
いっしょにワイワイしていた学生時代から４０年が過ぎている。
その間には、各自それぞれに色々なことがあったはずと、あらためて思った。

結局、三箇日はテレビも含め１本も映画を見なかった。
そろそろ映画館に行きたい。