mixiユーザー(id:6810959)

2022年12月12日01:22

104 view

本●「銀幕の至宝 新東宝の軌跡」

引きこもりの日曜日、2冊目読了。

本●「銀幕の至宝 新東宝の軌跡」(コアラブックス)

読了といってもいわゆるムック本なので、読むというより眺めたことになる。
新東宝映画は東宝争議をきっかけに1947年(昭和22年)2月25日公開の『東宝千一夜』、を皮切りに、1961年(昭和36年)5月31日封切りの『北上川悲歌』をもって映画製作を終了した。
その足かけ15年間の軌跡を、年代順に代表作のスチル写真やポスターに簡単なコメントを添えて紹介していく。
黒澤明の『野良犬』(1949)や小津安二郎の『宗方姉妹』(1950)、成瀬巳喜男の『銀座化粧』(1951)に溝口健二の『西鶴一代女』(1952)と、名だたる監督たちが新東宝で撮っていたことにあらてめて気づく。
『宗方姉妹』と『銀座化粧』は未見だ。
時代がくだって、1955年(昭和30年)に大蔵貢が社長に就任して以降になると、宇津井健の鋼鉄の巨人『スーパージャイアンツ』シリーズや吉田輝雄&三原葉子のライン・シリーズといった石井輝男監督作品、毒血の祟りに身の毛もよだつ『怪談累が渕』や『東海道四谷怪談』の中川信夫監督作品、その他にも『海女の化物屋敷』や『花嫁吸血魔』と、そのタイトル名を見てるだけ色々と想像がふくらみ楽しい。
謎の殺人事件と神戸の魔窟に巣くう国際売春組織を暴く『黄線地帯』(1960)、腰をくねらすナイトクラブのダンサー・三原葉子を色悪の天知茂がねめつける。
『黄線地帯』は一度だけCSで見たことはあるが、このページを見て、たまらなく再見したくなった。
ということで、とても罪作りな1冊だ。

ところで、巻末に新東宝映画の作品リストがずらりと並んでいた。
タイトルを眺めてるだけで楽しいのだが、そのうちヘンなことに気づいた。
それは何かというと・・・・・

書くと長くなるので、「ヘンなことについて」は日をあらためて。
(つづく)






7 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年12月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記