2020年10月31日(土)
『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』(2020年)
監督:ニコラス・ペッシェ
常滑りんくう・常滑イオンシネマ
サム・ライミ製作のホラー映画ということで、公開が待ち遠しかった1本。
ところが、愛知県内の上映館が4館しかなく、しかも名古屋市中心部では上映がない。
上映館のひとつが中部国際空港がある常滑のイオンシネマだった。
3年前にオープンした常滑イオンシネマにはまだ行ったことがなかったので、ちょうど良い機会だった。
やたらとでかいイオンで、歩くだけで疲れてしまう。
上映時間まで暇だったので、店内を歩いていたらプレイルームだったか、プレイヤールームというのがあった。プレイは「PLAY」でなく「PRAY」。
きっとイスラム教徒向けに作られたのだろう。
そばに国際空港があるためか、それとも最近の大型のイオンには常設されているのかよく分からないが、へえー、とおもった。
たまにはこういう大型の商業施設をぶらぶらするのも社会勉強になって面白い。
そうこうしてるうちに上映時間になったので、指定のスクリーンに入ったのだが・・・
ガーン!!誰もいない。
予告編が始まっても、人が入ってくる気配なし。
結局、ホラー映画をおひとり様で見るという、最悪の事態になってしまった。
ほとんど予備知識なしで見たのだが、オープニングに東京らしき景色が出てきて、???となる。
すると続けざまにドドーンと漢字で書かれた「呪怨」の文字がスクリーンにあらわれた。
ええええ、これって呪怨なの!!
そう、呪怨だった。
要するに、日本の呪怨が、アメリカへ出張したという話だが、けっこう怖い。
ホラー映画としては『事故物件 怖い間取り』なんかより数段上だ。
それをひとりで見たのだから、なおさら怖かった。
ホラー映画で、怖い場面が過ぎると館内におもわず笑い声が起きることがある。
しかし、「咳をしてもひとり」をもじって、「笑ってもひとり」というのは辛いものだった。
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