2020年10月11日(日)
『エマ、愛の罠』(2020年)
監督:パブロ・ラライン
伏見・ミリオン座
若いダンサーのエマがヒロイン。
エマのひとり息子が事件を引き起こしてしまう。
結局、息子は施設に入れられてしまった。
振付師の夫とも不仲になってしまったエマは、出会う人すべてを巻き込んで、ある計画をすすめていくのだが、その計画とは・・・・・
じつは序盤でうつらうつらとなってしまった。
中盤になってなんとか持ちこたえようとしたが、引き続きうつらうつらになってしまった。
うつらうつらであっても、なんとなく話の流れと印象的なシーンはなんとか覚えていた。
そして終盤に突入する。
うわあ、なんじゃこりゃ!!!
久しぶりに、自分が持っている固定観念が揺さぶられた映画だ。
この前見た『フェアウェル』や、見てないがどういう映画か見る前から想像できてしまう『浅田家!』なんかとは、あきらかにまったく違う視線で家族というものを見ている。
エマは旧来の家族観をとことん破壊というか、焼き尽くしてしまう。
そう、本作は破壊を目的とした映画なのだ。
エマが提示する家族観を、非現実的と斬って捨てることができない。
こういう映画を見てしまうと、たしかに時代が変わってきていることを実感した。
ログインしてコメントを確認・投稿する