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2020年01月12日09:20

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冬の博物館実習スタート

今日から、今年度最後の博物館実習、冬の一般コース5日間がスタート。連休の2日間の後、1日あけて3日間の日程。間に休みをはさむパターンは昨年から。今年のパターンを記録しておこう。
今日は初日なので、本来なら1日オリエンテーション。博物館の概要を座学的に解説した後に、展示室、管理棟、収蔵庫を順次めぐるツアーに旅立つ。しかし、冬は初日から違う。午後に明日の行事の研修があるので、午前を中心にオリエンテーション。管理棟と収蔵庫のツアーは研修でやるので、ツアーは展示室へ。

で、今日のスケジュール。
09:30 博物館実習スタート 出欠取って、資料を配って、名札を作らせて、友の会に入会させる。ブログの担当も説明(担当したブログを書いて始めて、実習を受けたと認めることを宣言)。
10:00〜11:40 博物館の間取り、沿革、事業内容(研究、資料収集、展示、普及教育)、友の会・サークル・ネットワークなどの説明。フェスティバルの意図も真面目に説明。博物館に足りないものとして、お金、人手、スペース。
(11:40〜12:40 昼休み)
12:40〜13:50 展示室見学ツアー(常設展)。メンテナンスがメインテーマ。電気の球換えの難しさ、掃除のしにくさを中心に、ダメなケース、ダメな展示を紹介して歩く。また壊されやすい展示を説明して歩く。第5展示室では、展示の意図と、アナログのゲームや仕掛けの難しさも解説。 博物館におけるミュージアムショップの普及教育的意味についてもふれた。
(13:45〜14:00 休憩)
14:00〜15:25 はくぶつかんたんけん隊の研修 ※担当は別の学芸員
15:25〜16:00 実習ノートの記入。

本日特筆すべきことは、単位関係なく参加している学生さんが1名。面白いなぁ。
実習ノートは学芸員とのコミュニケーションツールとして使うように指導してみた。面白かったとか、感心したとかは、NGワードに。質問があれば書くようにも言ったけど、あまり質問は書いてなかった。

実習ノートをチェックしてみたところ。
午前の博物館のオリエンテーションでは、
・美術館と自然史博物館との違いを話した部分への言及が多かった。日頃、美術館の話をよく聞かされている様子。
・特別展では、タイトルがとても重要という話も気に入ってもらえた様子。

午後の展示室ツアーでは、
・予想通り、学芸員目線でメンテナンスやコストを中心に展示を見るのが新鮮だったらしい。他の博物館でも試してみようと書いてる人がちらほら。
・ハンズオン展示は、メンテナンスコストの増大につながる恐れがある。って点に反応している人も多かった。大学の教員は、とにかくハンズオン推進派が多いらしく、そのコストについての言及はない様子。
・オープンな展示はほこりとの闘い、って話も、大学教員と言ってることが違ってると反応している人がちらほら。
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