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日記一覧

世間が年度末年度末と言っていても、事務方はさておき、博物館の学芸員にとっては、そんなにバタバタしているもんでもない。科研費を持ってたりしなければ。が、しかし、この年度末は、そんじょそこらの年度末とは違って、4月1日からは独法化が待ってる年度

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明日が最後のミュージアムショップの店頭チェックの日なんだけど、1日前時点で2018年度の我が館のミュージアムショップを振り返ってみよう。といっても、2016年度があれだったので、2016年度と2017年度の比較は盛り上がるけど、2017年度と2018年度は本質的に

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本屋に必要な知識
2019年03月29日22:57

もちろん本についての知識がいるんだけど、それだけではないように思う。でもまあ、本についての知識は重要。自然史博物館にある自然史本を専門に扱う本屋の場合について考えてみよう。本についての知識で必要なのは、・現在流通している本にどんなタイトルが

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H大先生と鉱物採集
2019年03月27日18:46

地学好きのH大先生が、大学の鉱物な学部に行って、院に進んで、いったいいつになったら博士論文を書くのだろう?というのはさておき。大学に行った頃から、中高生を引き連れての鉱物採集のアレンジと引率をお願いしている。見返すと、もう10年以上になるらし

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鳥は意図せず持ち込まれるパターンが少ない。意図せず持ち込まれやすい昆虫とは傾向が違いそう。ってゆうが生物群によって、おもな移入プロセスが違うので、当然ながらそのプロセスにのりやすい種が持ち込まれる。そして次のステップとして日本のフィールドに

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今年も無事に子どもまつりが終わり。終わり頃にプログラムは一番こなれ、2日間子ども相手にワークショップを展開した大学生たちは、明らかに成長した。人が成長するのを目の当たりにできるのは素晴らしい。と、毎年書いているが、今年は初めから割とこなれて

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子ども祭り2019 初日
2019年03月23日19:32

年度末の週末は、恒例のこどもまつり。子ども向けワークショップのサポートスタッフの大学生のみなさんが、自分たちで子ども向けワークショップを企画・準備・運営。本来のスタッフや学芸員は、それをサポートするだけ。今年の担当は昆虫班。のはずだったが、

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個体識別していないから、あまりあてにはならないんだけど。我がフィールドに定着しているハシボソガラスにはトリオがいる気がする。振り返れば、思い当たる節が以前からあるんだけど、はっきり認識したのは、先日、一つの巣の上に、ハシボソガラスが2羽乗っ

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砂まみれでも、一見ミイラでも、やってみると意外とちゃんと皮が残せたりする。一方、一見皮が剥けそうでも、そうは問屋が卸さないって展開もある。今日は、茨城県や千葉県の海岸で拾われた鳥6羽を処理したは。6羽は見た目も、処理も多様な展開だった。まず

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博物館で知ってたはずなのに、なぜか生態学会大会で出会った人が多数。とても不思議な感じの大会だった。カテゴリーごとにまとめてみると。ジュニア自然史クラブ:というのは、中高生向けの行事シリーズみたいな感じ。基本的に地学とかマクロ生物学に興味のあ

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神戸で開かれた日本生態学会第66回大会に参加してきた。昨年以上にいっぱい目にする環境DNAと並んで、大きなトピックとしてあちこちで目立っていたのは外来生物。5日間を、ほぼ外来生物だけをキーワードに過ごせそうな勢いだった。外来生物の特別展を控えて

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日本生態学会第66回大会のポスター発表では、野外に死体を設置する研究が2題もあった。かたや、アライグマ死体を設置して、やって来る甲虫を中心に、死体の温度を測ったり。かたや、シカ死体を設置して、やって来る哺乳類を中心に動画を撮ったり。共通するの

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というフォーラムというのに参加した。例年、自由集会だったのが、出世したような。むしろ変な時間帯に追いやられたような。でも部屋は大入り満員だった。立ち見が出るレベル。こんなに人が集まるとは、大会委員会側は思わなかったらしい。まずは企画者から概

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果実の豊凶ができるわけ
2019年03月15日22:25

難しげなモデルを、はしょりまくって、大胆に結果だけ紹介してるのを、大雑把に理解したところによると。果実の豊凶が生じるのは、とりあえず植物の繁殖への資源投資の問題であり、有性生殖をするかららしい。で、実生の生残率の高さと、種子捕食者の存在が豊

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2018年07月18日に、こんなタイトルで、当時把握していた内容を並べたんだけど、その後新情報が集まり、新文献も発掘でき、微妙な勘違いにも気付いた。ってことで、状況が大幅に変わったので、書き直してみよう。鹿児島県:1981年9月に出水市で記録(所崎聡・

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絶滅危惧種をリストアップしたのがあれば、外来生物をリストアップしたものもある。前者はレッドリスト、後者はブルーリストとかブラックリストとか呼ばれる。日本各地のハッカチョウの生息状況に興味があるので、ネットにある外来生物リストをリストアップし

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タンポポモドキ
2019年03月11日15:37

タンポポに間違えられる植物は数あれど、個人的には一押しはブタナ。今日、猪名川沿いを歩いていたら、一押しまではいかないが、かなりタンポポ風の黄色い花に出会った。場所は、軍行橋の下流側の左岸。箕面川を渡った辺りから300mほどの区間。遠めには完全に

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日本の外来鳥類問題
2019年03月10日12:19

今日は、ソウシチョウをはじめとする外来のチメドリ類、ひいては日本の外来鳥類に詳しいAさんのお話を聞いた。かつて一時期、河川敷などの草地にベニスズメなどのフィンチ類がよく観察された。とくにベニスズメなどは、繁殖もして定着したかに見えた。その後

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ってゆう文章を書いた。充分な長さで書かせてもらえなかったので、ここで補足しておこう。内容は、造巣中のハシボソガラスの行動を2つ観察して考えたこと。一つは、淀川で見た光景。ハシボソガラスのなわばりにトビがやってきたら、巣材の枝を運んでいたハシ

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四国から高知県と愛媛県のハッカチョウの新情報がもたらされたのと同時に、奈良県のハッカチョウ情報を見つけた。高知のTさんには足を向けて寝られない。Tさんありがとーー!Tさんは、高知県で過去にハッカチョウが記録された方から詳しく聞き取って下さっ

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例によって、日本各地のハッカチョウ情報をネットであさる。で、もう一度『山口県外来種リスト』(http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cmsdata/e/4/2/e42f4509659fd21cf952de2d411c8203.pdf)を読み返してみる。ふとハッカチョウ以外の外来鳥類のところを見てみ

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ジャガー新聞
2019年03月05日16:16

2月に中学生の職業体験を担当した。館内のバックヤードを紹介して、あちこちの部屋に隠されている標本を見せたりした後、ジャガーのホネ洗い。終わったら、収蔵庫を見せて終了。と思ったら、インタビューをしなくちゃ、というので、好き勝手に答えた。やりが

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今日は、3月第一日曜恒例(?)関西自然保護機構大会、あらため地域自然史と保全研究大会。今年はポスター発表が38題あった。その他に口頭発表や講演会、シンポジウムもあるのだけど、外回り担当なので、口頭発表系はほとんど見れず。その代わりポスター発表

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2019年度は外来生物テーマの特別展を開催予定。この期に及んで、会期どころか時期も決まらず、いったいどうなるのか不安。というのはさておき、展示のために日本の外来哺乳類や外来鳥類の本剥製を作成しなくっちゃ。と言う訳で、外来鳥類・哺乳類本剥製補完計

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高齢者と寄附と博物館
2019年03月01日20:49

関係のあるようで、さほどまとまりのない3つのワードをごちゃ混ぜにした研究会に出席した。最初は、ベルギーのワロン地方のセル村の報告。300人ほどの小さな村。2世紀の遺跡も残る古い村、15世紀の景観が残り村全体が史跡。公共交通機関はないのに、観光客

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