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2014年09月15日01:43

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『フランシス・ハ』

『フランシス・ハ』

 「ハ」とはなんぞや。
『イカとクジラ』(ノア・バームバック監督)の衝撃的(笑撃的?)なラストシーンは記憶に色濃いが、本作のタイトルの意味も最後まで見ないとわからない。(笑)
キャッチ・コピーが「ハンパな わたしで 生きていく」とはどういうことかと思ったが、言われてみれば確かに納得である。

 親友ソフィー(ミッキー・サムナー)とルームシェアして暮らすダンサーの卵フランシス(グレタ・ガーウィグ)の自分の居場所探し物語。
上手くいかないときは、何をやっても裏目に出る。
付き合っている彼より親友を優先したために流浪の生活になってしまう悲哀が綴られる。

 監督曰く、ロメールやトリュフォーなどのヌーベルヴァーグに影響を受けた作品だという。
オフビートでフレッシュな香りはまさしく彼らに通じる生き生きした魅力がある。
インディーズで少人数体制での撮影も余計にライヴ感があるように感じさせているのかも知れない。
実に良くしゃべる映画で、その割に会話に深みをないが、それこそフランシスを言い表している気がする。
彼女は先のことを考えずに行動するツケを払わせられるのだが、そこが欠点でもあり魅力でもある。
美しいモノクロームでとらえたNYの映像とキャラクターの愛らしさもあって飽きずに見届けられる。

 主演のグレタ・ガーウィグは監督の恋人(元?)なんだそうで、本作の共同脚本も手がける。(元々は脚本家志望だったという)
長い手足が印象的でジタバタする様子は不器用にも映るが、様々な試練を経て不器用な自分を受け入れる姿に(少し甘酸っぱくも)清々しい気持ちにさせられる。
ソフィー役のミッキー・サムナーってスティングの娘なんだそう。(へぇ〜)

 それにしてもフランシスが駆けているバックで流れるデヴィッド・ボウイの曲との組み合わせの完璧さったら…!(笑)

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