小学生になって漢字を学んだとき、
うるさいほど、とめ、はね、はらい、そして筆順を
教え込まれた。
なかなか身につかず苦労したのだが、
そのためだったのか、父母は習字塾に
私を通わせた。
あれからもう70年以上経つのだが、
最近、小学3年生の孫娘の書き取りで、
間違っていないのだが担当教師からとめ、はね、はらいに、
朱色のチェックを入れられているのを見て、
いまもきびしさは変わらないのだな、思ったものだ。
さらに、孫娘が漢字を書いているのをみると、
筆順が微妙に違うように思え確かめると
間違いないという。
確かにネットで調べるとその通りなのだが、
私の記憶している筆順と異なることしばしばで
筆順も時代で変わるのかと、不思議だった。
ところが、筆順にはこれといって制度があるわけではなく、
基本的には文字として確認できればいいと、
ネット上で紹介されていた。
まあ、美しい日本文字を書くには、とめ、はね、はらい、筆順が
大切なのだろう。
タッチペンや指で文字を書くデジタル時代でも、
学校教育では、昔からの決まりがいまでも生きている。
どんなに時代が変わっても、
変えてはならないことがあるということか。
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