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2020年11月21日12:12

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過去50年ほどの大阪府で繁殖するカワウ・サギ類のトレンド

このご時世、ネット配信行事を充実させねば! 毎月、講演会めいた企画を投入するのだ。と大きめの声で言った手前、自分で手を挙げざるを得ない感じ。ってことで、今日は、ネット配信の講演を担当。本当は、瀬戸内海沿岸の海鳥の話をしようと思ったのだけど、そのためにはデータ整理が必要。ちょっと間に合わないかなぁ。ってことで、昨年、別の機会に話した大阪府で繁殖するカワウ・サギ類の話に変えた。
昨年話したネタで、パワポもほぼできてるから準備は楽勝。かと思ったら、今朝になって、盛り込み忘れてるデータがあることに気付いて慌てた。昨年話したのは、まだ調査が完全には終わっていない5月末。調査の大勢はもう動かないだろうと思っていたが、その後、6月にぱたぱたと新たなサギ類の繁殖が見つかったり、7月には大阪府最大級のカワウの繁殖地が見つかるなど、意外と大勢が動いていた。
という訳で、あわてて漏れてたデータを盛り込んだ。けっこう結論が変わって面白い。例えば、
・カワウの営巣数は10年前とあまり変わっていないとしていたが、実際は、かなり増加していた。カワウは繁殖地数でも営巣数でも増加傾向が維持されている。
・ゴイサギは、繁殖地数も営巣数も減ったかと思ったが、意外にも営巣地はあまり減らず。でも営巣数は少なくともこの10年で約1/3に激減している。
といった感じ。ちなみに
・アオサギの繁殖地数、ダイサギの繁殖地数・営巣数は増加傾向。なぜかアオサギは営巣数はこの10年であまり変わらず、個々の繁殖地の規模が小さくなっている。
・コサギは1980年代に復活して以来、営巣数に大きな変化はない。減ってるような気がするのに不思議。
・チュウサギは1970年代に消失した後、大阪府で事実上復活せず、アマサギは1980年代に一旦復活したかに思えたが、その後消失した。
という結論は変わらない。
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