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2020年11月18日20:06

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クジラ・イルカの骨格標本の作り方

クジラはともかく、イルカのホネ標本はなんども作ってるけど、いまだに改善点が多い。失敗しやすいポイントは、
・頭骨や下顎骨の歯が抜けないようにする。
・前肢のホネの並びを維持する。
・尾椎とV字骨の並びを維持する。
椎骨にはビニール紐を通しておくのが吉。でもビニール紐を通す穴のない尾椎の先の方や、V字骨は、寒冷紗を敷いた上に置いておくのが一番いい。順番を維持しながら回収して、順番維持して洗って、そのまま番号を振ってしまう。
歯と前肢にはサランラップを巻くという新技が考案され、今回回収したマゴンドウが、その初期の例に当たる。前肢にサランラップをまくと、ホネの位置が動かず、ちゃんと腐って良い感じ(トリ先生談)。ホネの間に腐る部分があるから、ホネが動かないらしい。一方、歯にサランラップを巻いても、抜け落ちてダメ(トリ先生談)。サランラップに歯がささる勢いで、きつく巻けばいいかもしれない。こちらは今後の課題。
小さなイルカはカゴに入るけど、大きなマゴンドウは入らないので、設置した上からブルーシートをかぶせた。適度に湿度が維持されて、腐らせるにはいいのだけど、ゴキブリ天国になって回収が大変。とくに頭骨の中はゴキブリの巣窟になる。マゴンドウの頭骨を持ち上げて、運んで、水に浸けたら中からクロゴキブリが22匹出てきた。すべて倒した。気持ち悪かった。持ち上げた時に、中に入っていたかと思うと、思い返すだけでもイヤな感じ。
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