2011年3月11日の東日本大震災から、
来年で10年になる。
東京2020は復興五輪と銘打ち開催される予定だったが、
来年に延期された。
福島など被災地の復興は表向きは進んでいるようだが、
まだ、土壌汚染など課題は少なくない。
復興事業には総額で約18兆円の税金が投入され
大手ゼネコンを中心に進められているのだが、
下請けとゼネコンによる
不正な裏金づくりが横行しているようだ。
ゼネコンから下請けへの発注費を水増し、
請求書を送らせて支払いし、その水増し分をキックバックさせる
きわめて単純なやり方だ。
下請けはゼネコンに逆らえず、飲食接待のみならず、
現金やブランド時計などを直接担当者に渡していた。
改めて言うまでもなく復興費用は公費、つまり税金だ。
まるで砂糖に群がる蟻のように、甘い汁を吸うことは
被災地、被災者に対するとんでもない
裏切り行為である。
国とゼネコンによる利権構造の
醜悪な裏側を見せつけられたようで、
不快極まりない。
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