貯まりに貯まった福島原発事故で発生した
処理水について、日韓が揉めている。
日本はトリチウムの無毒性を理由に
海洋放出を主張し、韓国は自国の東岸が汚染されると
猛反対している。
だが、韓国の主張は、自国の原発から基準値を上回る
トリチウムを放出しているので、説得力はない。
自然界にあるトリチウムと同じレベルに希釈されている
ことを考えると、海洋放出に妥当性があるように思える。
しかし、どこまでも自然由来ではなく
人工的かつ人為的につくられたトリチウムである。
環境専門家は原発稼働から60年ほどしか経過しておらず、
トリチウムの影響が人体や自然界に表れるのは、
まだまだこれからずっと観察が必要で、
安全がどうかの判断はできないと警鐘を鳴らしている。
早急に海洋放出という判断を下すべきではない
という意見も踏まえ、どう判断するするかが、
小泉環境相の最初の課題となるだろう。
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