被災地を視察に行った防災大臣が長靴を忘れ、
地元の職員におんぶしてもらった映像が、顰蹙を買っていたが、
遅まきながら千葉の被災地を視察にいった新任の防災大臣が、
車から降りると、地元職員が傘を差し掛けていた。
大臣がその傘を手にするかと思ったら、
差し掛けさせたままで、自分で傘をさそうともしない。
着ているのは防災服だ。
濡れても汚れてもいい、そのための服だ。
昭和天皇と皇后陛下は、ビニール傘をご自分で差していた。
地方を訪ねた際の映像をみても、雨の日は決まってそうなさっていた。
防災大臣が視察にいったのは、
大雨で困っている千葉の現場である。
その困難な土地に足を踏み入れたら、
被災者と同じ目線になるはずなのに、自分は傘の中。
これが政治家のセンスなのだろうか。
被災者と寄り添うのが、安倍内閣の常套句なのに
大臣は濡れるのがどうもいやなのか、
それと大臣を濡れさせるのが職員は申し訳ないのか。
私には、こうした感性は理解できない。
細かいことだけれど。
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