mixiユーザー(id:10159995)

2019年09月11日06:09

79 view

大統領対検察

韓国で新しい法相に相応しいかどうかを審査する
チョ・グク氏の聴聞会が開かれ、その最中に彼の妻が、
娘の大学入試に関わる疑惑で在宅起訴された。

韓国の法相任命が日本のマスコミで取り上げられるのは、
文大統領の命運とともに、日韓関係への影響が必至だからで
どちらかといえば、野次馬的な興味本位の傾向が強かった。

だが、このところのテレ朝のニュースを見ていて、
この法相任命の背景には韓国ならではの
大問題が隠されていることを知った。

大統領とチョ・グク氏は、検察改革の急先鋒で、
その改革とは、あまりにも権力が集中して不正が絶えない
検察の力を緩めることにある。

大統領府は検察の政治介入を制限したい。
検察は大統領府の捜査介入を阻止したい。
それぞれの思惑が水面下で権力闘争となって
蠢いている、それが現実のようだ。

司法の独立は、重要だが、検察の権力が強すぎると、
行政側とすればやりにくさもあるのだろう。
実際に韓国の歴代大統領は退任すると同時に
在任中の不正で告訴され、自殺に追い込まれるなど
幾多の悲劇の主人公になってきた。

かつて日本でも鬼検事が幾多の政治家の不正を暴いてきたが、
いまは、内閣に取り込まれてすっかり大人しくなってしまった。
それはそれで国民にとっては不幸なことだ。

聴聞会を見ていて、森友加計問題がもし韓国で起きていたら
どうなっていただだろうかと、思わず想像してしまった。

大統領は新法相任命を強行したが、
新法相とともにどのような改革を進めるのか、
隣国のこととはいえ目が離せない。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年09月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記

もっと見る