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2019年08月30日20:54

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読書サークル 第105回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。今日の会合で出た本についての意見を記録。

今日の課題本は8冊。2冊繰り越しになって、2冊繰り越されてきたので、8冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「皮膚はすごい」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 著者自身の研究に基づいてヒトの皮膚のさまざまな機能を紹介した前作「皮膚は考える」は、読んだ人がみんな高く評価していた。が、この本は、他人のヒト以外の“皮膚”の紹介に多くの紙面が割かれているのの評価が低かった人がチラホラ。著者自身のネタを紹介した第9章は、「皮膚は考える」を読んだ人も読んでない人も評価していたのが面白いところ。

●「カビはすごい!」
(紹介文1つ、平均★数は3.0)
 「人類とカビの歴史」を少し加筆して文庫化したもの。「人類とカビの歴史」を読んだ人は他にいたのだけど、「カビはすごい!」は1人しか読んでこなかった…。内容は、どちらを読んだ人も楽しんでいた。前作はタイトルも表紙も全然売れそうになかったので、今度は売れるといいね。

●「日本海のはなし」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 日本海の解説は、詳しい人も詳しくない人も分かりやすかったと評価が高かった。評価が分かれたのは絵。とくに子どもの絵。人を登場させるのはリスクを伴うんだなぁ。子ども2人で電車に乗って、日本海に行くのはいかがなものか、と揶揄までされていた〜。

●「ほぼ命がけサメ図鑑」
(紹介文4つ、平均★数は3.3)
 サメの基礎の紹介以外は、著者のサメとのさまざまな遭遇エピソードが並んでるだけ、といっていい内容だけど、評価は好意的。シャークジャーナリストのサメ愛があふれかえっているからだろうか。はたまた食べ物の話が豊富だから?

●「揺れうごく鳥と樹々のつながり」
(紹介文3つ、平均★数は2.3)
 フィールドの生物学シリーズなのに、調査の失敗談とか、苦労話とか、人との繋がりとか。調査に関わるエピソードが少なめで、真面目に自分の調査結果を紹介しすぎ。ってところで、けっこう意見が一致した。紹介するにしても、相互作用ネットワーク分析とか難しすぎるし…。真面目な人なんだろうなぁ、と著者当人を知らない人まで見破っていた。

●「揺れうごく鳥と樹々のつながり」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 ウグイスの囀りをきっかけに鳥の囀りの話が展開するのかと思ったら、全編ウグイスしか出てこない!と互いに独立に同じ感想をいだいた人が2人。ウグイスの鳴き声だけで一冊かいてしまえるんだねぇ、と、これまた同じ感想。

●「地磁気の逆転」
(紹介文2つ、平均★数は3.0)
 どうして地磁気が逆転するのか、いつ逆転するのかは判ってない。ってことが判る本らしい。ただ、地磁気の逆転が起きたらどんな事態が生じるかというシナリオを提示しているのが気になる。そして読んだ人は口をそろえて、図が全然無い!と叫ぶ。

●「地底」
(紹介文4つ、平均★数は3.3)
 ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」の現代版なんだそうな。「地底旅行」をするかのように、地球の深部に潜っていくというノリで、地球内部を紹介するという趣向をみんな楽しんだらしい。でも、みんな口をそろえて、もっと図を!と再び叫ぶ。
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