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2019年08月25日17:22

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12回目の正直 イイジマムシクイの見分け方

今日はこの12年の間、恒例となった和歌山県某所のKさんの網場での鳥類標識調査見学。タイトルはムシクイ類の識別研修。ムシクイ類に限らず、捕まった鳥を見学する。同じように8月の終わりにやってるけど、ちょっとしたタイミングなのだろう、年によってよく捕れる鳥が違ってるのが面白い。今年は、メジロとセンダイムシクイばかりがたくさん捕れて、エゾムシクイやサンコウチョウなども少々。
そもそも、この企画を始めるきっかけは、この網場で、少数ながらもイイジマムシクイが捕獲、標識されたこと。ムシクイ類の識別研修にかこつけて、イイジマムシクイが見たかったんだな。でもイイジマムシクイはさっぱり捕れず。来年こそは、来年こそは、捕れるまで続けるぞ。と言い続けて早12年。驚いたことに、今日、イイジマムシクイが捕れてしまった。
捕れたイイジマムシクイは、ちょうど一緒に捕れていたセンダイムシクイと並べてじっくり観察できた。イイジマムシクイはアイリングがある!と盛んに言われるけど、さほどかわらんアイリングは、センダイムシクイにもある。一番違うのは頭央線の有無なんだけど、それをさておくなら、むしろ頭や過眼線の色合いが目につく。センダイムシクイがクロっぽくくっきりしてるのに、イイジマムシクイは薄めでぼんやりしている。そのため眉線も、センダイムシクイはくっきりなのに、イイジマムシクイはぼんやり。眉線はその他にも、センダイムシクイは後ろに長く伸び、一方で目より前が細めなのに対して、イイジマムシクイは後ろにあまり伸びないで、目より前はむしろ太め。あと2羽を並べた感じでは、イイジマムシクイの嘴の方が、センダイムシクイより太くて長めだったのだけど、これはたまたま比較した個体の特徴かも。他のセンダイムシクイではあまり感じなかった。
で、目標が達成されたわけだけど、来年からどうしよう? 同じ季節にタイトル変えて、狙いも変えて続ける? ヒタキ類識別研修といいつつ、イワミセキレイを期待するとか。あるいはいっそのこと季節を10月後半とかにして、ツグミ類識別研修とか、12月にしてツミを狙うとか。なんにせよ、標識調査はいろいろ勉強になるし、普及という意味でも続けたいかも。
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