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2017年10月26日13:03

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クスノキとモチノキの果実の異変

遅まきながら、今日から植物園の果実チェックを開始した。
今シーズンは奇数年度なので、果実は豊作よりの予定。そして秋のヒヨドリはあまり増えず、ツグミは年明けにならないと個体数が増えない予定。鳥の方は、今のところ予定通り。でも果実の様子がちょっと変。

大阪の都市公園の果実量を左右するのは、圧倒的にクスノキ。クスノキの豊凶がとても重要で、それが一年おきに豊作-不作のサイクルを繰り返す傾向があるから、奇数年度は豊作という大胆な予測ができる。
のだけど、今日見たところ、少なくとも地元の植物園のクスノキはなんか変。予定に反して豊作ではない。そしてそれはたぶんクスノキヒラタカスミカメのせいらしい。当地では、昨年くらいからクスノキヒラタカスミカメがクスノキの葉っぱについて吸った跡が目に付くようになった。それが今年はひどい! めっちゃ増えてる。
クスノキヒラタカスミカメに吸われた度合いを、
 レベル1:吸われた跡がそこそこある
 レベル2:吸われた跡が多い
 レベル3:吸われまくって、葉っぱがチリチリに形がかわっている。
と大胆にランク分けすると、レベル1の個体はそこそこ果実をつけているが、レベル3はほぼ果実をつけていない。
クスノキヒラタカスミカメがクスノキの結実に影響を与えるとすると、果実食の鳥の生態にも大きな影響を与えそう。

モチノキの果実もなんか変。当地のモチノキには、モチノキタネオナガコバチという小さなハチがついて、秋にタネから羽化して脱出孔をつくったり、果実の中に入ったまま冬を越す場合は果実を青いまま維持したりする。が、それをあまり見かけない感じ。
代わりに、かどうかは知らないけど、黒く枯れた果実が目に付く。
 ・黒く枯れた果実が目に付く個体は、他の果実がすでに真っ赤に熟している。
 ・黒い枯れた果実が見あたらない個体では、青い果実から半熟果実、赤い果実と、熟し度合いがバラバラ。
なにか、新たな虫とか菌とかの影響を受けてるんじゃなかろうか? 果実を枯らすということは、これまた果実食鳥に影響がある。まあモチノキはそもそもの現存量が少ないから、そんなに大事では無いけれど。
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