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2017年10月13日16:43

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瀬戸内海沿岸 冬のオススメ水鳥観察地点7選

2010年以降、瀬戸内海沿岸に行きまくり。とくに冬の瀬戸内海沿岸は一通り見てまわった経験をもとに、大胆にもオススメ観察地点を紹介する。という企画を明日の講演でする。もちろんお遊び半分だけど。せっかくなので、ここにも記録しておこう。
あくまでも個人的見解なので異論ははなまないように。他の季節は分からないので、冬のカモメ類やカモ類の観察にオススメという感じで。車は運転しないので、徒歩やレンタサイクルでの移動を想定。文字数に制限があるので、言葉は足りない。なんとなく東から西に並べているようだけど、実は大阪から行くときの遠さのイメージで並べている。

その1 大和川河口(大阪市・堺市) →瀬戸内海全域で一番多くのカモメ類が集まる場所!
カモメ類の群れがいるのは、ふつう大和川大橋と阪堺大橋の間。左岸側から観察すると順光で見やすい。南海七道駅より徒歩約15分。阪神高速湾岸線より下流は、深くなって海ガモ類やカイツブリ類が多くなる。湾岸線にはカワウの集団ねぐら。

その2 甲子園浜(兵庫県西宮市) →カモ類の種数・個体数では大阪湾随一
カモの群れが多いのは、東端の鳴尾川河口付近。渡りの季節にシギチドリ類がよく見られるのもこの辺り。沖や対岸のテトラポットは要チェック。群れから少し離れてカイツブリ類やウミアイサ、ホオジロガモが浮いてたりする。阪神甲子園駅より徒歩約25分。

その3 千種川河口(兵庫県赤穂市) →カモ類の種数・個体数では瀬戸内海有数、特に海ガモ多数
特にオススメは、赤穂海浜大橋より下流側。河口までの間にカモ類各種が大量にいて、カイツブリ類やウミアイサも混じる。東側の唐船海岸にも鳥が多い。沖合には数千羽のスズガモの群れがいるので、右岸側の先端まで行ってみよう! 最寄り駅のJR播州赤穂駅から遠いので、駅の観光案内所のレンタサイクルの利用がお勧め。

その4 加茂川河口(愛媛県西条市) →今回の調査でカモ類が瀬戸内海で最多!
産業道路バイパスの橋の辺りを中心にカモ類が大量にいる。とにかく大量にいる。カウントした時は、8000羽以上いたカモ類の内、約96%がマガモとオナガガモだったのは不幸中の幸い。でも探せばカモ類はけっこう揃う。最寄りのJR伊予西条駅まで約3km。

その5 曽根干潟(福岡県北九州市) →ズグロカモメとツクシガモとダイシャクシギの群れ
ユリカモメがほとんどおらず、小さめのカモメ類はほぼすべてズグロカモメ。100羽以上のツクシガモ、数十羽のダイシャクシギ。ヘラサギやクロツラヘラサギも普通に見られる。瀬戸内海でワンアンドオンリーの不思議な場所。最寄りのJR下曽根まで2km弱なので、歩いて行けるが、曽根干潟自体が広いので、レンタサイクルを利用した方が楽しい。

その6 鍋島海岸(大分県中津市) →越冬シギチドリ類が多数!
中津市の海岸はすべて鳥だらけで楽しい。が、とくに鍋島海岸は、越冬シギチドリ類(5種もいた!中津市全体では1000羽以上が越冬するという)やカモ類多く楽しい。調査した時は、ヒシクイもいた。最寄りはJR今津駅。駅から歩いて2km弱で海岸へ。海岸に出たら東に向かい伊呂波川河口を見て、JR天津駅まで行くとちょうどいいコースかと。知らんけど。

その7 寄藻川・桂川河口(大分県宇佐市) →カモ類が多数! ツルが渡来することも
合流部周辺に大量のカモ類がいる。ツクシガモやズグロカモメも見られ、調査した時はクロツラヘラサギやヒシクイもいた。最寄りのJR今津駅から約5km。観察地点は、桂川左岸の先端から寄藻川右岸側がオススメ。桂川河口の左岸側には、久兵衛新田と呼ばれる沈下して干潟状になった干拓地があって、ちょっと楽しげ。その海側から西へずーっと干潟が続く。
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