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2017年05月01日19:39

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大阪の限界集落

河内長野市南部で、サシバの調査。田んぼ脇の斜面で4時間の定点観察。やがて地元の婆ちゃんがやってきて、道ばたの草刈りを始めた。ちょうど定点の真下。やがて登ってきて、目が合った。こんにちわ。婆ちゃん、なぜか嬉しそうに笑って、隣に座って休憩。というか話をはじめる。こちらは周囲の空から目を離せないのでけど、それでも出来るだけ愛想良く、話に相づち。
昔は10軒あったのに、今は8軒になってしまい。空き家は屋根が壊れて、雨が漏ってるんだそう。子も孫もいて、家は広いのに、みんな河内長野の市街地や新興住宅地に住んでいるらしい。
時々、ひ孫を連れて遊びに来てくれて、ついでにコメや野菜を持って帰る。あんたも欲しかったらあげるで。コメ作ってもぜんぜん売れへんし、食べる量もしれてるから、いっぱいたまってるねん。前の小屋もコメでいっぱいや。もう作っても仕方ないから、コメ作りやめてる人もいる。ワラビとかナンテンの実とかの方がよっぽど売れる。で、ナンテン畑の草刈りしてるねん。
この畑も前の田んぼも、この周りの山もうちの土地や。そこ向こうに行ったら、竹林があるからタケノコ採って帰り。

婆ちゃんは、90歳だという。腰は曲がってるけど、とても足腰は達者。急な斜面をヒョイヒョイの登ってきた。よその草刈りのおっちゃんは、草刈り機を使ってるけど、婆ちゃんは鎌一本。耳もよう聞こえてて、普通に会話できた。
大阪府にも限界集落があったんだねぇ。でも、かなり交通の便のいい場所なので、街から頻繁に子や孫が来てくれるところは、さすが大阪府といったところか。
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