樹上で果実を食べている時は群れてるツグミ。地上で虫を食べるようになると、群れずに散らばる。どうして群れないんだろう?
採食集団がなんのために集まるかというと、大きく2つ考えられる。
・捕食されやすさを下げる
・採食効率を高める
対捕食者戦略としては、集団での薄めの効果や、セルフィッシュヘルドなんて考え方だと、とにかく集まるのが有利な気がする。
でも、集団になることでかえって捕食者に見つかりやすくなるのなら、集団になることのデメリットもあることになる。
ツグミはあまり群れにはならないけど、なぜかハクセキレイと一緒にいたり、地上に降りたヒヨドリの横にいたり、ムクドリの群れの近所にいたりする。対捕食者戦略としては集団になりたいんじゃないのか?
採食効率を考えると、食物が集中分布していると、おのずと集団が出来がち。食物が散在していたり、一様分布していると、鳥も分散したりするかも。
一様分布でも、量が多い場合は、集団で順に食べていった方が有利な場合もあるらしく、そんな場合は集団になると考えられる。
食物が、比較的低密度で、散在している場合、鳥も分散しがちかも。でも、視覚で採食する場合は鳥は散らばるけど、触覚で採食する場合は集合するという研究もある。ここで気になるのは、ツグミとムクドリは似たようなものを食べているのに、ムクドリは集団で動きがちで、ツグミはバラバラになっていること。両者は何が違うんだろう?
ってことで、例によって、どうしてかよく分からない…。
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