mixiユーザー(id:302817)

2016年12月27日23:22

320 view

鳥類に関する質問です

この夏頃から、とある大学生の卒業研究につきあってるというか、つきあわされてるというか。質問されたら答えなければならない。それが鳥についての質問ならなおさら。
で、この卒業研究は、動物占い的な感じで、質問に答えていくと、何かしら鳥が出来ていくという不思議なもので、これで卒業研究になるの?という内容なのだけど、アウトプットがつまらないのはさておき、その過程では、鳥について色々調べて設問や選択肢を設定している。で、その過程でいろいろと鳥について質問されるわけ。繰り返すが、アウトプットは意味不明なのだけど、その過程での質問はけっこう奥が深い。まあだから、その質問を考えるのはそれなりに勉強になるし、面白くもある。だから、つきあいが続いているともいえる。
で、最新の質問は以下の通り。やはり難しい。

1:どうしてカモ類は、夜間に採食するのが多いのか?
草地や農耕地など陸上で採食する淡水ガモにとっては、夜間の方がタカ類に捕食される危険が少なく、人の邪魔も入らないというのが大きな要因ではないかと思います。水面で採食するハシビロガモは、昼間も熱心に採食している点も、この考えを支持します。
夜間採食は、淡水ガモに限らず、海ガモでも見られます。昼間は池で寝ていて、夜に河川や海に移動して採食するようです。これがどうしてかは、よく分かりません。

2:シギ類とツル・クイナ類の採食方法の違いについて。
シギ類をひとくくりにするのは間違っていると思います。脚の短い小型のシギは、確かにずっと下を向いて歩き回って、頻繁に嘴を突っ込んで食物を探しています。しかし脚の長い大型のシギ類、たとえばチュウシャクシギやオオソリハシシギなどは、どちらかといえば、歩いては立ち止まり、地面をつつくを繰り返します。あるいはカニなどを狙って捕食します。これはどちらかといえばツル類にも似た採食行動だと思います。

3:潜水する鳥で首が長い種がいるのはどうして?
潜水をする首の長い鳥は、大抵魚食性の鳥で、水中で折り曲げていた首を一気に伸ばして魚を捕る感じ。魚を捕る上では、水中でも首が長い方がいいのかもしれません。
この説明はペンギン類やウミスズメ類には当てはまりませんが、このグループは翼を使って泳ぐのが共通点。潜水能力に優れてるから、首が短くても魚を捕れるのかも…。

4:アホウドリ類とカモメ類の採食方法の違いは?
採食方法は、飛び方とリンクしているので、飛び方の違いと言えば飛び方の違いなのですが。
カモメ類は、より細かい動きができますので、細かく場所を変えて採食ができます。アホウドリ類は、一度着水するとあまり動きがとれないので、食べ物がある場所、魚が集まってる場所に突っ込んで行くしかないんじゃないかと。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する