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2016年11月11日21:22

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阪南2区埋立地にある干潟の意義

ほんとかどうか知らないけれど、そんな埋立地の干潟に意味はないという人がいたらしい。これ自体は、たぶん曲解されて伝わってきていて、埋立地はどんどん沈下するので、そこに作った干潟は沈下を抑え、沈下したらそれに対する対応をしないと意味がないと言ったみたいではある。でも、曲解された話を聞いて、阪南2区の埋立地にある干潟が、大阪湾の生物多様性にどのような意味があるのか、少し考えた。

かつて大阪湾のとくに湾奥部には広い干潟が広がっていた。それがほぼすべて埋め立てられ、代わりに人工的な小さな干潟がつくられたり、埋立地に似たようなのができたのが、今の大阪湾の干潟事情。
そんな中、どんな形であれ、広さであれ、どこであれ。大阪湾に少しでも干潟っぽい環境ができるのは、かつて大阪湾に生息していた干潟の生き物の生息環境を少しでも取り戻す意味で重要。
阪南2区は、泉南の河口干潟と、湾奥の人工干潟や河口干潟の間に位置していて、周囲は本当に埋立地だらけ。すぐ北の大津川河口干潟と南の男里川河口干潟(いや直近は近木川河口干潟?)をつなぐという立地は、干潟の生き物を順繰りに供給する意味もあるように思う。できればこんなに奥まっていない方がいいかもしれないけど。
そして干潟とは少し関係ないけど、大阪湾で一番南の湾奥的環境でもある。スズガモの群れの大阪湾最南の渡来地。これは意味があるのかどうか知らんけど。

なんにせよ、阪南2区埋立地の干潟は、ないよりはあった方が良い。沈下してなくならないようにケアをよろしく。
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