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2015年11月15日23:29

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講演会2連発みたいな

今日は、大阪バードフェスティバル2015の2日目。午前は、トークショーのパネラー的な役割、午後は企画したシンポジウムの司会進行役。一日中、講堂で話をしたり、進め方考えたり、時間気にしたり、参加者数を数えたり。幸い、どちらもそれなりに公表だった様子で、まずは一安心。今後のためにも、その様子を振り返っておかなくちゃ。

<午前>
鳥の図鑑の絵で有名な谷口高司さんを囲んでのトークショー。日本野鳥の会の「フィールドガイド日本の野鳥」の改訂版出版を記念しているので、谷口さんと、野鳥の会の編集担当の方と、なぜか私。図鑑を描く人、作る人、使う人ってことらしい。作る人が司会進行役をしてくれる。描く人が図鑑の絵を描くことを中心にトーク。私は座ってるだけ? それではあんまりなので、自分が今までに使ってきた鳥類図鑑を並べておいて、話題を振られたらそれを中心に語ることにした。
申し訳ないことに、鳥類図鑑を熱心に使っていたのは、大学生まで。初版の「フィールドガイド日本の野鳥」が最後。つまり高野伸二さんどまりで、谷口高司さんの図鑑は使ったことがない…。
基本的には他のお二人の話を聞いて、振られたら並べた図鑑の話を中心にコメント。それだけのつもりだったのだけど、いくつか思わず突っ込みコメントを入れてしまった。おもに作る人に向けて、こんな感じ。
・高野伸二さんの原画自体に手を入れて改訂するなんて信じられない。もっと方法はなかったのか?
・「フィールドガイド日本の野鳥」の改訂版は、追加種が巻末にまとめられていて使いにくい。
・高野伸二さんへのリスペクトは分かるが、そろそろその呪縛から解放されて、本当の「改訂版フィールドガイド日本の野鳥」を作るべきではないか?
・「フィールドガイド日本の野鳥」は改訂するのに、読む図鑑である「野鳥識別ハンドブック」はどうして改訂版を出さないのか?
・日本の鳥のすべてが書かれたハンドブックを作って欲しい。
こうして書きだしてみると、好き勝手に言い放題。あとで作る人には謝っておいた。でも、突っ込みがあってトークショー自体は面白くなった、と何人かから褒められた。分からんもんだ。

<午後>
大阪のサシバについてのシンポジウム。昨年からサシバプロジェクトin大阪というグループが始動していて、大阪のサシバの生息状況についての調査をはじめている。で、サシバへの注目を高め、プロジェクトを知ってもらうためにシンポジウムをを企画した。というのは表の理由。1990年頃に大阪市大の卒論で大阪府南部のサシバを調査した方がいる。その方とコンタクトをとって、今後につなげるのが、真の理由だったりする。
シンポジウムの構成は、サシバの一般生態と日本全体での状況、大阪の過去の状況、そして大阪の現状。という流れで3方にお話頂いた。こちらの想定通りの流れ、期待以上の中身。とても勉強になるシンポジウムであった。
そして、思惑どおりサシバ関係者が仲よくなった。来年の調査につなげるぞ!
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