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2015年02月07日21:27

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カラスと古巣

そろそろカラスの繁殖期が始まるので、繁殖期直前のカラスの古巣の状況を確認した。まあ植物園内の巣については、センサス調査のついでにもチェックしてるのだけど、なくなったと思っている巣も、改めて念入りに探した感じ。植物園内のカラスの古巣の分布には、繁殖期直前時点で妙な偏りがあって面白い。

植物園では、知る限りカラスの巣を落としていないようす。で、昨年の繁殖期につくられた巣は、だいたいそのまま残る。夏を過ぎ、秋を過ぎ。ところが冬になると不思議なことが起こる。今年度の場合、だいたい年末年始頃に起きたように思う。今まであったカラスの古巣が、ふと見るとなくなっているのだ。鳥のセンサス調査のたびにチェックしているから、だいたいいつまで古巣があったか分かる。あっという間になくなる感じ。とくに嵐が来てもないのに。
思うんだけど、これはカラス自身が巣材を抜いて壊しているんじゃないかと思う。

で、2月にもなるとそろそろハシボソガラスは繁殖期。新しい巣がつくられる前に、カラスの巣の状況を確認しておこうと見て回った。で、気づいたのが古巣の分布の偏り。ざっと言えば、植物園の北東部にはまったくカラスの古巣がなくなっている。思い起こせば年末年始に、それまで残っていた古巣がなくなった一角。一方、南西部にはカラスの古巣がかなり健在。ってゆうか、年末年始に減らなかった。
思うんだけど、カラスのつがい(個体?)によって、古巣好きとそうでないのがいるんじゃなかろうか。南西部のカラスは、非繁殖期にもよく古巣にやってきて、中をのぞいたり、乗っかったりしている。それをそのまま使うかはともかく、古巣好きっぽい雰囲気が漂う。
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