★水上駅　（群馬県利根郡みなかみ町）　ＪＲ東日本・上越線　２０２１年１月２日　土曜日

１３時２分の水上行に乗り、水上駅には１３時７分着。
この時期はここから新潟に向かう「１８きっぱー」で大賑わいになるはずだが、コロナ禍と先日の豪雪で新潟方面は現在運休中。
駅は閑散としていた。



駅構内はいかにも旧国鉄駅の改札につながる地平ホームと島式ホームの２面３線の駅。
地平ホームは高崎からの電車が発着し、島式ホームの２番線に新潟方面への列車が発着する。




かつては１番ホームには湘南色の高崎方面の電車、２番ホームは新潟色の電車が停車し、風情があったが、今はいずれもステンレスの電車になり風情はやや失われている。



改札口の隣には売店があったが閉鎖されてしまったようだ。
１日の利用者は３４１人（２０１９年）程度では商売にならないのだろう。
特急「みなかみ」も廃止され、２０００年に比べても利用者は半減している。
「１８きっぷ」の時期とＳＬ運転日を除けば利用者は少なくなってしまったようだ。



駅舎はＳＬ色にリフォームされている。
駅前はお土産物店や食堂が並ぶが、こちらも閑散としている。



駅前には関越交通のバス乗り場があり、谷川岳や宝川温泉へのバスが接続している。
今回は先日豪雪があった宝川温泉方面へのバスに乗る。



バスは藤原湖沿いを走り雪化粧された車窓が美しい。
３人ほどで水上駅を出発したが、途中谷川岳方面との分岐のバス停で、中国人旅行者が大挙して乗車し、ほぼ満席。
中国人旅行者はほんとにどこにでもいる。




先日豪雪でニュースになった藤原地区の中心のバス停である「久保」で降りてみる。
除雪はされているものの１ｍ以上の雪で集落は埋まっている。




ここはかつて藤原湖温泉として「ホテル藤原郷」というホテルがあったが温泉偽装が発覚して、廃業。
ホテルの建物は廃墟として残っている。



宝川温泉までは２キロ程度なので行くかどうか迷ったが、今回は水上駅へ戻り水上温泉に行くことにした。

今では廃墟の多い水上温泉街ではあるが、少しずつ復活しようとしているようだ。日帰り温泉施設は快適だった。