南海加太線は初乗車である。
乗車した電車は「めでたい電車」の黒の電車、「冒険船」をイメージした電車である。
加太線の電車は紀の川を渡り、隣の紀の川駅までは南海本線を走り、ここから分岐して加太に向かう。
加太線はしばらくは和歌山市の住宅街の中を走る。
このあたりの駅までは乗降客も少なくなく、駅につくたびに次々に乗客が降りていく。
やがて磯ノ浦駅あたりで海が見え始め、住宅もなくなり、山の中を走って、終点の加太駅に到着する。
加太駅は明治45年に加太線が開通以来の駅舎が健在。
当時では木造西洋風の駅舎は時代の先端を行く駅舎だったことだろう。
おしむらくはトイレ邪魔して全景を写真にとれないのは残念。
駅構内もレトロな雰囲気がいい。
ホームは駅舎につながる1番線がメインに使われ、2番線は待避線として使われているようだ。
加太駅のある加太は昭和33年に和歌山市に編入された。
今はさびしい町であるが、かつては港町として栄えたようだ。
駅からすぐのところにある元警察署もなかなか立派な建物。
今は個人宅のようで表札があり、中には入れない。
古い漁村の町並みを過ぎていくと、加太淡島神社。
元旦でもあり多くの参拝者でにぎわっていた。
港で夕日を見たあと、加太駅に戻る。
今度の「めでたい電車」は水色の「めでたい電車 かい」
海底をイメージした電車であった。
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