mixiユーザー(id:302817)

2020年06月20日20:49

96 view

日本各地の今年の博物館実習

新型コロナウイルス感染症の蔓延を受けての、日本各地の博物館がどう対応しているか。ってことの情報交換の場に、昨日の夜出てみた。大きな話題は、今回は博物館実習への対応。博物館といっても自然史博物館主体だし、日本各地と言っても近畿勢が半分を占めてるけど。
今年は、非常事態であることを受けて、文部科学省からは大学と博物館に対して、できるだけ柔軟に学生の不都合がないように対応するようにというお触れが出ている。大学教育の他の側面への対応はメチャクチャで批判するしかない文科省だけど、これに関しては珍しく真っ当な動き。
ということで、当館としては、通常の受付は4月末で締め切るところを、それ以降も受付可とした。日程についても柔軟に対応し、万が一実施できない場合は別日程での対応をも考える心構えをしている。どうしても対面での実施が無理なら、リモート実施も検討するかまえ。

でも、他の多くの博物館はトーンが全然違う。むしろ博物館実習を実施しない方向で考えているところが目立つ。いったん受け入れてくれたのに、急遽中止になったといって、こちらでの受入を要請してきたところもあるので、けっこう広まってる動きなんだろう。文科省のお触れをなんと思ったんだろう?
もう一つ不思議な動きは、博物館実習の日程を年度後半に動かす動きがあること。これは正直頭悪いとしか思えない。と、実際それに近い発言をしてしまった。日程を動かすなら、むしろ年度前半に設定すべき。今後、どのタイミングで新型コロナウイルスの感染者数が増加するか判らない。早めに設定しておけば、もし実施出来なくても、年度後半へ日程変更の余地がある。最初から年度後半に設定したら動かせない。さらに、冬期の方がやばいというのは、ウイルス性の感染症なのだから当然想定できる。

とまあ、他の館と同調できない部分が多かったのだけど、唯一同調できたのは、リモートの実習はできたら避けたいという一点。そもそもリモート実施では、博物館実習の意義の大部分が失われるよなぁ。それにどういうやり方があるか全然イメージできない。状況次第ではやらざるを得ないけど。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する