mixiユーザー(id:302817)

2018年06月24日18:16

37 view

鳥類とヒトにおけるヤマモモ果実とウワミズザクラに対する選好性の比較

今日は、富田林市の錦織公園に、公園で繁殖する鳥の調査に行った。本来は昨日を予定していたが、昨日は雨天中止。今日予定していた別の観察会が(雨天でもないのに)急きょ中止になったので、1日延期して、今日調査に出向いた。

錦織公園には、ヤマモモの木がいっぱいあって、ちょうど果実が熟し頃。手の届く範囲に熟した黒い果実を見つける度にパクパク食べた。他にも食べてる人が多いらしく、人通りの多い場所の木は、手の届く範囲にあまり熟した果実がない。棒を使って、背の高い人も使って、枝を下げて何とか熟した果実を食べる。さらに上の方にある熟した果実を見て、あれは酸っぱい果実に違いない。と、イソップのようなことを思ったり。
でも、ある木で下の方に熟した果実がいっぱいあって、喜んで食べたら、あまり美味しくない。ってゆうかむしろ酸っぱい。上の方にしか残っていない熟した果実こそが甘い果実で、下の方に残っている熟した果実こそが酸っぱい果実であった。イソップのキツネに教えてあげたい。
所々にウワミズザクラの木もあって、これまた熟し頃。これまた熟した黒い果実を食べる。甘くて美味しい。でも果実が小さい。むしろヤマモモの方が大きいし多いし、いっぱい楽しめる。とまあ、人間の間では、ヤマモモ果実の評価の方が高かった。

でも、人間がパクパク食べているヤマモモを食べに来ている鳥はほとんど見あたらない。食べられず落ちている果実も多い。公園の一番南で、ようやくムクドリの群れがヤマモモの果実を食べに来ていたが、他で食べている鳥は見あたらず。むしろ熟して落ちた後、タヌキなどの哺乳類に食べられて散布されているんじゃないかと思う。
一方、ウワミズザクラの果実は鳥達に大人気。あるウワミズザクラには、入れ替わり立ち替わりヒヨドリとメジロの群れがやってきて、熟した果実を選んでパクパク食べている。ヒヨドリが来るとメジロは退散するけど、様子を見て舞い戻ってきたり。ヒヨドリは苦手だけどウワミズザクラの果実は食べたい様子。メジロには少し大きい果実なんだけど、上手に呑み込んでいた。と、メジロじゃない小さめの鳥が来た。と思ったら、キビタキの幼鳥だった。キビタキやっぱり繁殖してるんだなぁ、と同時に、キビタキがこんな季節に果実を食べるんだなぁ。といろいろ印象的だった。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する