■奥田さん脅迫「許されない」=学者の会が抗議声明
(時事通信社 - 10月02日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3644901
さすがに,脅迫するようでは,根っからの保守主義者の私も,遺憾の意を表明せさるをえません。ただし,デモ隊が,「アベシネ!」とか気勢を上げていたのも,批判しないと片手落ちの気もしますが…。金儲けのために魂を左翼に売り渡したマスゴミに,公正客観的な報道を望んでもう無理でしょう。
さて,日本では,「キリスト教徒=9条原理主義者」と思われているようですが,そんなことはありません。日本では,左翼まがいの連中の活動が目立つだけです。保守系のキリスト教の考え方を紹介します。
「殺人は悪なのだから,いかなる状況でも戦争を容認できない」という考え方を,道徳絶対主義者といいます。この道徳絶対主義者の考え方を100%真に受ければ,物理的強制力(左翼のいうところの暴力装置)を行使できなくなります。日本の9条原理主義者は,まさに,道徳絶対主義者そのものです。
保守系のキリスト者は,このような,道徳絶対主義の考え方をしません。はるか昔の聖アウグスティニス依頼,神の国と地上の国とでは,根本的に異なっていると考えます。
神の国……愛と慈愛に満ちた神聖な世界
地上の国…情熱。欲,罪にまみれた世界
したがって,地上の国で正義に近いものを実現するには,必要悪としての物理的強制力をもった国家権力が必要であると考えます。道徳絶対主義は,神の国では実現するかもしれませんが,現世ではまったく実情にそぐいません。
9条原理主義者は,道徳絶対主義の9条の2項といえども,一言一句変えてはいけないと主張します。これでは,まったく,保守的なキリスト教の立場からしても,受け入れがたいものがあります。
最後に私の立場を表明します。私は,9条の精神と第1項は変えるべきではないという立場ですが,2項は,実情にそうような変更を行うべきだという考え方です。どうも2項は,進駐軍にいた原理主義的な連中によって,潜り込まされたような気がしてなりません。
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