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2015年01月09日21:42

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スナメリ掘り

昨年末に貝塚市の二色浜にスナメリの死体が打ち上がった。埋めたというので、今日掘りにいった。

埋めた場所は自然遊学館の方に、地図で教えてもらった。目印は大きな倒木らしい。頭がないのならさほどでかくも重くもないだろう。ということで、一人でこそこそっと行って、さっさと掘ってザックに入れて帰ってくるという大胆な計画だった。
一人で出かけようと思ったら、手伝いに一人付いてくるという。じゃあ、来てもええで。少し上から目線でOKした。でもまあ、とりあえずシャベルは1本でいいか。

二色浜駅から歩いて、20分ほどで二色浜に到着。目印の倒木も見つかった。さあ早速掘るぞ! と思って、さっそく困った。倒木でっかいやないかい! この倒木のどっちなん? 適当に辺りを掘ってみたけど、見つからない。そら見つからんわ。50cmほどの深さって言ってたし。で、仕方なく、自然遊学館に電話して倒木のどこらへんかを尋ねてみる。どうも要領を得ない。倒木の2mほど南で、1mほど陸側に行ったところ。いやいや倒木のいったいどの辺が基点なん? と詳しく尋ねようとしたら、来てくれるという。いやいやいや、来なくても電話口で説明してくれたら…、えっ、自転車ですぐに来るって?
待つこと10分ほど。自転車にシャベルを持った2人組が来てくれた。一人は知ってるけど、もう一人は知らない人。何となくな挨拶をしたけど、帰ってから聞くところによると、知らない人は館長だったらしい。
で、さっそく場所を教えてもらって掘ろうと思ったのだけど、埋めた場所が曖昧。この少し凹んでるところかなぁ。と指差された場所は、倒木の一番南側から、さらに5mは南。電話口の話とぜんぜんちゃうし。さらに本当にここかも曖昧。その他に目印はないらしい。埋めたものの発掘は、思いのほか大変。50cmずれただけで発見できない。これは見つからない可能性が高そう。ちょっと意欲が減退しながら、掘り始める。ちょいちょいと掘ったら、シャベルの先に砂でも石でもない感触。えっ、スナメリ? 隣でも同じような反応。スナメリや! というわけで、懸念にも関わらずあっさり掘り当てられた。深さ15cm程度に浅く埋められていたのがよかった。

掘り出してみると、なるほどスナメリ。ただ、思いのほか立派なスナメリだった。頭はないのに120cmくらいはある。頭も内臓もないのにけっこう重い。90lのビニール袋1枚に入らず、頭側と尻尾側から突っ込んで、さらに1枚かぶせて、布テープでぐるぐる巻きにした。臭いは大丈夫そう。で、ザックに頭側から入れてみる。予想通り尻尾がはみ出る。でも、まあ素人には、なにか分からないだろう。
重いだろうから、車で送ってくれるという館長をふりきって、ザックをかついで二色浜駅に向かう。なんせ重心がザックの一番底という最悪パターン。昨日のサイクリングが効いているのか太ももに来る。腰にも悪そう。途中で、交代しながらなんとか駅へ到着。

梱包はしっかりできていて、臭いは問題なし。はみ出た尻尾には上着をかけて、なんとか地元に戻ることができた。帰ってきてまずしたことは、ザックの重さを計ること。ザックとシャベル1本を含めて、約25kgだった。なーんだ30kgないやん。
思いのほか体力がないことを実感してしまった。昨日のサイクリングの疲れが残ってるせいと言い訳しておこう。
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